施設案内

川崎市岡本太郎美術館は「自然と融合した美術館」のコンセプトに基づき、展示室を始めとするほとんどの施設が地下にあり、地上は「母の塔」を中心とする公園スペース、カフェテリアや湧水を利用した池や滝など、美術館機能だけでなく生田緑地の自然を十分に取り入れ、市民の憩の場となる設計が施されています。また常設展示室は従来の美術館展示の概念を突き破り、岡本太郎の作品を肌で感じることのできる「体験型展示空間」をコンセプトに、絵画、彫刻、家具など、岡本太郎の多岐に渡る作品や思想とその背景をわかりやすく、感動的に伝えるための工夫をしています。

施設案内

シンボルタワー「母の塔」

母の塔の外観

高さ30mの「母の塔」が岡本太郎美術館のシンボルタワーです。
豊穣で生命感あふれる姿が、母かの子と自らの生誕の地・川崎にふさわしく、有機的なフォルムが美術館をとりまく豊かな緑と自然に調和しています。
この塔の正面は、まっすぐに高津区二子の岡本かの子文学碑「誇り」に向けて建てられています。

⇒ 母の塔ができるまで



ガイダンスホール

ガイダンスホールの様子

70人収容のガイダンスホールは、110インチの大型画面によって岡本太郎や様々な美術作品を紹介する映像をはじめとし、シンポジウム、講演会、講座、会議などに使用する多目的スペースです。



エントランスホール

天井のドームから光が差し込むエントランスホール

石段を上がり洞窟に入るイメージで設計された通路を抜けると、天井のドームから光が差し込むエントランスホールです。
床の青いタイルは、豊かな緑地に湧き上がる水をイメージしています。
この円形のホールから常設展示室、ガイダンスホール、企画展示室への入口が広がっています。



常設展示室

迷宮的な展示空間

太陽の塔の顔のレリーフが最初に来館者を出迎えます。太郎ワールドへの誘いです。
ここから迷宮的な展示空間の中で、来館者は岡本太郎のジャンルを越えた様々な造形表現の世界に出会うことになります。



企画展示室

稼動壁によって様々な空間を作れる展示室

常設展示室とほぼ同面積の企画展示室は中央に光の庭を配置し、稼動壁によって様々な空間を作れることが特徴です。
これにより岡本太郎に関連したテーマ展、近現代を中心とする作品や新人作家を紹介する企画など様々な作品を紹介します。



ミュージアムショップ

ミュージアムショップ

1階に設けられたミュージアムショップでは岡本太郎グッズ、美術館のオリジナルグッズをはじめとし、ポスター、ポストカード、美術関連書籍、展覧会カタログを取りそろえています。



創作アトリエ

アトリエ景観

創作アトリエは、美術館の2階、中庭に面した大きな窓ガラス、豊かな自然と溢れる陽光に包まれた場所です。
ここでは美術館の普及事業としてワークショップや造形教室など幅広い年齢層を対象とした参加型の創作活動を行います。



カフェテリア

カフェテリアの内観

おいしい飲み物とケーキを味わいながら、展覧会の感動と余韻をお楽しみください。
大きなガラス越しに、エントランスの石段、生田緑地の木々の緑、青い空をながめながらのティータイムが楽しめる場所です。
テラス席あり。ランチメニューもございます。