今後の展覧会

企画展

第28回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)(2025/2/23~4/13)

第28回岡本太郎現代芸術賞
時代を創造する者は誰か!

1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。
この本には、「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。
1996年、岡本太郎没、享年84歳。
その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞 (2006年岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。
彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。
今年は第28回をむかえます。
芸術の新しい可能性を探る、「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品をご覧ください。

主 催:公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団・川崎市岡本太郎美術館
審査員:椹木野衣、土方明司、平野暁臣、山下裕二、和多利浩一(50音順)



会期

2025年02月23日 (日)-2025年04月13日 (日)

開催概要

会期: 2025年2月23日(日祝)~2025年4月13日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(2月24日、3月24日、3月31日、4月7日を除く)、2月25日(火)、3月11日(火)、3月12日(水)、3月21日(金)
観覧料: 一般700(560)円、高・大学生・65歳以上500(400)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主催: 川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団

入選者(50音順・敬称略)

井下 紗希
IWACO
大岩 美葉
神村 あづさ
木原 健志郎
黒田 恵枝
齋藤 玄輔
斎藤 翼
陳 昱如
土田 祐加
どばしほのか
仲村 浩一
西野 萌黄
英 ゆう
濱本 菜花
前田 明日美
増田 充高
丸山 千香子
武藤 攝
毛利 華子
望月 章司
矢成 光生
山下 茜里
山田 歩

関連イベント

お気に入りを選ぼう

お気に入りを選ぼう!


第28回TARO賞入選作品の中から、ご来館の皆さまにお気に入り作品を投票していただきます。
投票の結果は、当ホームページで発表するとともに、上位の作家には記念品を進呈します。

日時:2月23日(日)~3月23日(日)
料金:無料(要観覧料)
場所:ギャラリースペース
結果発表:3月29日(土)予定


お手紙プロジェクト

「お手紙プロジェクト」


第28回TARO賞入選作家にお手紙を書いてみませんか?展示室出口近くにコーナーを設置します。
作家からお返事がくるかも!?

日時:2月23日(日)~4月13日(日)
場所:ギャラリースペース



第28回TARO賞入選作家リレートーク


作家によるリレートークを行います。
※開催日は決まり次第掲示いたします。

場所:企画展示室
料金:観覧料のみ


「岡本太郎と太陽の塔」(2025/4/26~7/6)

 今から半世紀前、大阪にて、「人類の進歩と調和」をテーマとする日本万国博覧会(EXPO‘70)が開催されました。テーマ展示プロデューサーに起用された岡本太郎は、EXPO’70のシンボルとして「太陽の塔」を会場の中心に据えました。今なお多くの人々に親しまれている太陽の塔ですが、当時はその異様な姿形でそびえ立つ外観で賛否を巻き起こしました。また、内側の構成も「人類の進歩と調和」に懐疑的だった岡本の思想が強く打ち出されたものでした。
 太陽の塔の地下空間は、「過去―根源の世界」を表現するためにいくつかのゾーンに分かれていました。そのうちの1つ、「いのり」の空間では、EXPO‘70のために世界各国から収集された仮面や神像などの民族学資料が展示されました。近代以前の世界各地の風俗・文化に通底する、原初的で生々しい人間の営みを思い起こさせるこのインスタレーションは、パリ大学でマルセル・モースのもと民族学を学び、帰国後もフィールドワークによって民族学の知見を深め続けた岡本ならではのアイディアでした。
 本展では、太陽の塔の外部造形が形作られていった過程をたどると共に、内側の「いのり」の空間について世界各国のマスクを中心としてご紹介します。そうすることで、太陽の塔、ひいてはアジアで初めての国際博覧会における岡本の挑戦と、そこに彼が込めた思いに焦点を当てます。また、岡本の著書や国内外のフィールドワークの記録を起点として、彼の作品世界を改めて捉え直す機会とします。

会期

2025年04月26日 (土)-2025年07月06日 (日)

開催概要

会期: 2025年4月26日(土)~2025年7月6日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(4月28日、5月5日を除く)、ほか臨時休館あり
観覧料: 一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金

常設展

「私の現代芸術─コンペイ党宣言」(2025/1/18~4/13)

アトリエでの岡本太郎
 1962年、岡本太郎は戦後から自らの作品発表のベースとしていた二科会を脱退します。
戦後から1950年代にかけて、仲間とおこした前衛芸術運動は長くは続かず、二科会内での改革も横やりが入り、歩調を合わせた運動にさえ迷いをもった時期でもありました。作品発表の形式や作風、スタイルも大きく変化した60年代、『私の現代芸術』はそんな岡本太郎の転換期に刊行された著作でした。
 「コンペイ糖のようにトンがって、すでにでき上がった自分自身とぎりぎりに対決する。その緊張が仕事を支えるのである。」岡本太郎らしい逆説的な物言いは、この時期に団体や協働をいったん離れ、ひとり立ち向かう覚悟を決めた岡本の態度表明のようにも見えます。
 「ふっと、まるくなりそうな危険を感じた時、仕事場の壁に貼りつけた、ギザギザのコンペイ糖をにらんで、いよいよ純粋にやりきること、妥協しないこと、そして防御服を着ないで、常に生身のままで社会の現実にぶつかってゆく決意を新たにすべきだと思うのだ。」 作品とともに、ぜひ岡本の言葉にもご注目ください。

会期

2025年01月18日 (土)-2025年04月13日 (日)

開催概要

会期: 2025年1月18日(土)~2025年4月13日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(2月24日、3月24日、3月31日、4月7日を除く)、2月12日(水)、2月25日(火)、3月11日(火)、3月12日(水)、3月21日(金)、ほか臨時休館あり
観覧料: ●1月18日(土)~2月22日(金)
 常設展のみ開催 一般500(400)円、高・大学生・65歳以上300(240)円 
●2月23日(日)~4月13日(日) 
 企画展とのセット料金 一般700(560)円、高・大学生・65歳以上500(400)円 
 ※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下無料


関連イベント

蘇るVR太陽の塔(VR)太陽の塔 画像

蘇るVR太陽の塔 ver.7


大阪万博で岡本太郎が担当した《太陽の塔》は、彼の代表作品として知られ、現在でも多くの人びとに親しまれています。今回のイベントは、日本工業大学の学生が製作、再現した1970年当時の《太陽の塔》VRを見学するものです。蘇った《太陽の塔》を体感してみませんか。

日時 : 3月1日(土)・2日(日)※時間未定
場所:ガイダンスホール(VR体験)
対象 : 13歳以上の健康状態が良好な方
料金 : 無料(要観覧料)
協力:日本工業大学情報メディア工学科

★3/1、2は、ゴーグルを装着してVR体験ができます!
★常設展会期中は、VR体験映像の2D版上映をおこないます。(予定)
*詳細は当館HPをご確認ください。