2022年常設展

常設展「岡本太郎と夜―透明な渾沌」

 「夜―透明な渾沌」、この言葉は岡本の著書、『わが世界美術史 美の呪力』の章タイトルです。
 「岡本太郎と夜」、この組み合わせは一見意外に思えるかもしれません。《太陽の塔》や、原色を多用した
鮮烈な色彩―こうしたイメージからか、ときに「太陽の人」と呼ばれた岡本ですが、岡本と夜の関係は思いのほか、深いものなのです。
 「太陽の輝くとき、だが絢爛なる陽をあおいで、ふり向くと、広大な夜がひろがる。」と言うように、岡本が太陽を見つめるとき、その眼差しは夜にもまた向けられていたのでした。
 代表作のひとつでもある《夜》をはじめとし、1948年に結成した芸術団体「夜の会」も、岡本を語るうえで欠かせないでしょう。さらに岡本の描いたさまざまな「夜」を、著作における言葉を引用しながら展示します。
本展では、「夜」というキーワードによって岡本作品を読み解くことで、その新たな一面をご紹介します。
そして、岡本が「透明な渾沌」と称した夜の世界観を体感していただければ幸いです。

主な作品

※画像をクリックしてご覧ください。
油彩    《空間》《傷ましき腕》《夜》《黒い太陽》《まひるの顔》《まひるの生物》
      《美女と野獣》《夜の会合》《悲しい動物》《愛憎》《流れる夢》
      《仮面劇》《海辺の肖像》
彫刻    《若い時計台》《ノン》《月の顔》《夢の樹》《太陽》《エラン》
版画    《視る》《赤》《アドレッサン》
その他    岡本太郎装丁本、「夜の会」に関する資料展示 等   

みどころ


《若い時計台》1966年 《若い時計台》1966年
●暗闇で光る岡本作品が集結。
 「夜」をテーマにした本展。常設展示室の最初の部屋では、色とりどりに美しく光る作品たちが来館者の皆さまを出迎え、夜の世界へといざないます。

●夜にまつわる岡本の「言葉」とともに作品を紹介。
 岡本は書籍等で「夜」について数多く言及しています。魅力的な言葉と一緒にご紹介することで、よりいっそう作品への理解を深めていただけます。

※本展は、一部、写真撮影できるコーナーがございます。
 (動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)
 

会期

2022年01月20日 (木)-2022年05月08日 (日)

開催概要

会期: 2022年1月20日(木)~2022年5月8日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(3月21日、5月2日を除く)、2月24日(木)、3月15日(火)、3月22日(火)
観覧料: ●1月20日(木)~2月18日(金) ※常設展のみ開催
 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円
●2月19日(土)~5月8日(日) ※企画展とのセット料金
 一般700(560)円、高・大学生・65 歳以上500(400)円

※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下は無料

「岡本太郎と夜―透明な渾沌」PR映像

岡本太郎と夜―透明な渾沌

■PR動画(99秒)


当企画展のPR動画です。(無音)
映像はこちら(Youtube)(別ウィンドウで開く)

ワンポイントトーク


当館学芸員が常設展の展示解説を行います。
日 時:4月16日(土)、4月30日(土) 14:00~
場 所:常設展示室
料 金:観覧料のみ