2023年常設展
「岡本太郎とにらめっこ」

岡本太郎の作品には、初期から晩年までを通して、多くの人間や生き物が登場します。
1960年代後半からは特に、作品の中に「顔」のモティーフが増えていきました。
岡本は「わが世界美術史」(1970)連載執筆のために東西の様々な地を訪れ、現地の人々の生活や文化を取材しました。
後年の著書『美の世界旅行』(1982)では、「世界の美のあらゆる層に何と様々な顔があり、また眼があるのだろう。(…)一つの顔の宇宙の中に、また無限の顔、そして目玉が光っている。言いようのない実在感をもって」と語っています。
彼にとって世界の様相は、無限な「顔」がひしめき合い、成されたものと言えるでしょう。
さらに岡本は、それを実証するかのように、身の回りの物、椅子やグラス、スピーカーにも眼、鼻、口を表し、あらゆる物に「生命」を与えました。
本展では「世界」を様々な表情に溢れたものとして捉えた岡本太郎が描いた沢山の顔たちを紹介します。
1960年代後半からは特に、作品の中に「顔」のモティーフが増えていきました。
岡本は「わが世界美術史」(1970)連載執筆のために東西の様々な地を訪れ、現地の人々の生活や文化を取材しました。
後年の著書『美の世界旅行』(1982)では、「世界の美のあらゆる層に何と様々な顔があり、また眼があるのだろう。(…)一つの顔の宇宙の中に、また無限の顔、そして目玉が光っている。言いようのない実在感をもって」と語っています。
彼にとって世界の様相は、無限な「顔」がひしめき合い、成されたものと言えるでしょう。
さらに岡本は、それを実証するかのように、身の回りの物、椅子やグラス、スピーカーにも眼、鼻、口を表し、あらゆる物に「生命」を与えました。
本展では「世界」を様々な表情に溢れたものとして捉えた岡本太郎が描いた沢山の顔たちを紹介します。
主な作品
会期: | 2023年2月1日(水)~2023年4月16日(日) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日、2月24日(金)、3月22日(水) |
観覧料: | ●2月1日(水)~2月17日(金) ※常設展のみ開催 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円 ●2月18日(土)~4月16日(日) ※企画展とのセット料金 一般700(560)円、高・大学生・65 歳以上500(400)円 ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料 |
「岡本太郎とにらめっこ」PR映像
関連イベント
蘇るVR太陽の塔 ver.5
※こちらのイベントは終了しました。日本工業大学の学生により、大阪万博当時の《太陽の塔》をVR空間によみがえらせるプロジェクトを実施しています。5年目となる今回は、バーチャルな世界で《太陽の塔》の内外を自由に歩いてめぐることができます!
日程:3月4日(土)・3月5日(日)
★3/4、5は、ゴーグルを装着してVR体験ができます!
★常設展会期中(2/1~4/16)は、常設展示室でVR映像の上映を行います。
場所:ガイダンスホール(VR体験)、常設展示室(映像上映)
協力:日本工業大学 情報メディア工学科
※参加方法は、決まり次第こちらのホームページでご案内します。
ワークショップ
「創ってみよう!わたしの“こころの街”!―こども当事者研究×岡本太郎美術館」
子どものこころには、他の人には伝えていない空想の世界「こころの街」があります。このイベントは、そんな「こころの街」の光景を、模造紙や紙コップ、スポンジなど、身近なモノを使って表現し、対話するワークショップです。
※こちらのイベントは、ご好評につき満席となりました。 日 程:3月12日(日)13:30~(2時間程度)
講 師:富田誠(東海大学教養学部芸術学科准教授)
向谷地宜明、江連麻紀(子ども・子育て当事者研究ネットワーク ゆるふわ)
定 員:9組
対 象:小・中学生(保護者同伴)
場 所:創作アトリエ
料 金:無料(保護者のみ要観覧料)
申 込:電話受付(2/14(火)10:00から受付開始)、先着順