開催中の展覧会
企画展
川崎市市制100周年記念「芸術は、自由の実験室─夏のアートキャンプ」展(2024/7/20~9/1)
![](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/《未来を拓く》1987年_A.jpg)
岡本太郎は、芸術は見るだけではなく全ての人の作るものであり、自由な衝動のままに「勝手気ままに描ける」子どもたちだけでなく、「精神の皮が硬くなって」しまい、自分自身の「自由感」を忘れてしまった大人にも有効な、「自由の実験室」なのだと言っています。
この夏は、岡本太郎現代芸術賞出身となる4人の作家による、人のすがたの表現や身ぶりを大胆に使った作品展示とワークショップをお楽しみください。まるで舞踊のようにのびやかに、大きく身体を使って弧を描きドローイングを重ねていく國久真有 。思いつくかぎりの様々な身体的負荷をかけた絵筆「グングニル」を使って、制作を楽しむ
園部惠永子 。木材だけでなく、漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』や日々の暮らしの日用品からも仏を彫り出す仏師、
西除闇 。麻を重ねた成型と素材を生かした彩色、乾漆技法を用いて、人の佇まいや歴史、物語の輪郭を思わせる表現をダイナミックに見せる
村上力 。
自在な発想と本気の遊びから生み出される彼らの作品とともに、会場での公開制作やアーティストトーク、多彩なワークショップなどを通し、子どもだけでなく大人も夏のキャンプのように心と身体を使って、自由にアートを体験する夏休みをお楽しみください。
この夏は、岡本太郎現代芸術賞出身となる4人の作家による、人のすがたの表現や身ぶりを大胆に使った作品展示とワークショップをお楽しみください。まるで舞踊のようにのびやかに、大きく身体を使って弧を描きドローイングを重ねていく
自在な発想と本気の遊びから生み出される彼らの作品とともに、会場での公開制作やアーティストトーク、多彩なワークショップなどを通し、子どもだけでなく大人も夏のキャンプのように心と身体を使って、自由にアートを体験する夏休みをお楽しみください。
出品作家
主な作品
※画像をクリックすると大きいサイズで見られます。みどころ
●TARO賞出身の4人の作家たちの自由な発想と遊びから生まれる多彩な作品とインスタレーション。
●公開制作やリレートークなど、アーティストの話を聞くことや対話ができる機会を多く提供。
●企画展示室の作品空間の中でワークショップ体験ができ、作家の制作方法を追体験できるのも醍醐味です。
●参加型の作品も多いため、子どもも大人もそれぞれの楽しみ方ができ、一人での創作体験としても、家族の コミュニケーションの場としてもお楽しみ頂けます。
●本展は、写真撮影可能です。
動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可。
他の方の観覧の妨げになる撮影・過度な撮影行為はご遠慮ください。
会期
2024年07月20日 (土)-2024年09月01日 (日)開催概要
会期: | 2024年7月20日(土)~2024年9月1日(日) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日(8月12日を除く)、8月13日(火) |
観覧料: | 一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金 |
主催: | 川崎市岡本太郎美術館 |
同時開催 常設展「目もあやなオバケ王国 岡本太郎のオバケ論」 2024年7月12日(金)~10月6日(日)
関連イベント
![出品作家による公開制作](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/出品作家による公開制作.jpg)
出品作家による公開制作
会期中に作家達が、作品を制作します。間近で制作を見られる貴重な機会です。
制作日 ※公開制作当日に当館公式Xにて、お知らせします。
◆國久真有 7月20日(土)、21日(日)、23日(火)~28日(日)(予定)
◆園部惠永子 7月20日(土)、21日(日)、28日(日)、8月10日(土)、24日(土)、 9月1日(日)(予定)
◆西除闇 8月3日(土)、4日(日)、14日(水)(予定)
場所 企画展示室
料金 無料(要観覧料)
来館者参加型作品
4名の作家それぞれの展示エリアには、来館者の方が楽しめる仕掛けがあります。
子どもも大人も、ぜひ展示室に繰り広げられる“自由の実験室”をお楽しみください。
場所 企画展示室 各作家エリア
料金 無料(要観覧料)
申込 不要 ※随時体験いただけますが、混雑状況により、お待ちいただく場合がございます。
![園部惠永子_不自由で自由な筆?!『グングニル』をつくって描こう](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/園部惠永子_不自由で自由な筆?!『グングニル』をつくって描こう.jpg)
不自由で自由な筆?!『グングニル』をつくって描こう
作家・園部惠永子と、展覧会会期中に来館者が使う「グングニル」※を制作します。
日時 7月20日(土)13:30~15:00
講師 園部惠永子
対象 小学生~大人 ※小学1~3年生は保護者が一緒に制作ください
定員 5組(1組2名)
場所 企画展示室
料金 無料(要観覧料)
申込 電話受付(7月5日(金)10:00から受付開始)
※グングニル……描きたいままに描けない仕掛けのある筆のこと。
オリジナル埴輪をつくろう!真夏のコネコネはにわーくしょっぷ└|∵|┐
埴輪好きの作家・園部惠永子と、出土された埴輪を参考に自分だけのはにわをつくります。
日時 8月3日(土) ①10:30~12:00 ②14:00~15:30
講師 園部惠永子
対象 小学生~大人
定員 各回5名
場所 企画展示室
料金 500円+観覧料
申込 電話受付(7月23日(火)10:00から受付開始)、先着順
![私の「バベルの塔」をつくろう](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/村上力_私の「バベルの塔」をつくろう.jpg)
私の「バベルの塔」をつくろう
麻布を使った彫刻技法で、オリジナルの「バベルの塔」をつくります。
日時 8月4日(日) ①10:00~11:30 ②13:30~15:00
講師 村上力
対象 小学生~大人 ※小学3年生以下は要保護者同伴
定員 各回11名
場所 企画展示室
料金 500円+観覧料
申込 電話受付(7月24日(水)10:00から受付開始)、先着順
![西除闇_オリジナル楽器をつくって鳴らそう“シキシキ町のまつりごと”](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/オリジナル楽器をつくって鳴らそう“シキシキ町のまつりごと”.jpg)
オリジナル楽器をつくって鳴らそう“シキシキ町のまつりごと”
身の回りにある日用品などを使ってサンバのパーカッションを作り、最後に演奏会をします。
日時 8月14日(水) 14:00~15:30
講師 西除闇
対象 小学生 ※小学3年生以下は要保護者同伴
定員 5名
場所 企画展示室
料金 無料(要観覧料)
申込 電話受付(7月31日(水)10:00から受付開始)、先着順
持ち物 空き缶など
![出品作家によるリレートーク &サンバと夕陽会による即興演奏会](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/出品作家によるリレートーク-&サンバと夕陽会による即興演奏会.jpg)
出品作家によるリレートーク &サンバと夕陽会による即興演奏会
4名の作家によるリレートーク、西除闇によるサンバ「辺境のトロピカリズモ」と
國久真有の参加バンド「ハードコア夕陽会」による演奏会を展示室内で開催します。
日時 8月10日(土)
14:00~ リレートーク 15:30~ 演奏会
場所 企画展示室
料金 無料(要観覧料)
申込 不要。企画展示室入口にお集まりください。
![國久真有_今日の夕陽を振り返る会](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/國久真有_今日の夕陽を振り返る会.jpg)
今日の夕陽を振り返る会
國久真有もメンバーである「ハードコア夕陽会」による映像投影とアンビエントミュージックの即興演奏会を開催します。日時 8月11日(日) 14:00~15:00
演奏 國久真有 ほか
対象 どなたでも
場所 企画展示室
料金 無料(要観覧料)
申込 不要。企画展示室にお集まりください。
![村上力_サマー・アートスクール](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/村上力_サマー・アートスクール.jpg)
サマー・アートスクール
長年に渡り学校で教鞭をとる村上力。作家の視点からみた「阿修羅像」「ピカソ」についての授業です。日時 8月25日(日)、9月1日(日) 13:30~14:15
講師 村上力
対象 小学5年生~大人
場所 企画展示室
料金 無料(要観覧料)
申込 不要。企画展示室にお集まりください。
常設展
「目もあやなオバケ王国 岡本太郎のオバケ論」
![](http://www.taromuseum.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/《ノン》1970年.jpg)
「オバケというのは、本当に、見つめることによってあらわれるのだ。
だから、純粋に己をみつめれば誰でもが、一生のうちに大なり小なり、奇怪な分身の姿を見る。」*
オバケの姿は日本人の自由な発想力が源であると考え、日本文化としてのオバケに関心を抱いていた岡本太郎。人間の身分に構わずいたずらをしかけ笑い飛ばすオバケ。これを日本人の誇り得るものの一つであると、岡本は述べています。
岡本の作品には人間の内にある真の姿として、オバケのようなキャラクターがたびたび現れます。岡本の冷静かつ無邪気な目線から表現された世界では、ほとんど妖怪に近い姿をなした生き物が駆け回り、生を哄笑します。
本展ではオバケ同様に既存の体制に抗いながらも、愛嬌ある作品を生み出し続けた、岡本が作り出した鮮やかなオバケ王国をご覧ください。
*岡本太郎「《オバケ》このアンチ人間 下司・チンピラ幽霊は消え失せろ」『サンデー毎日』1965年8月29日
だから、純粋に己をみつめれば誰でもが、一生のうちに大なり小なり、奇怪な分身の姿を見る。」*
オバケの姿は日本人の自由な発想力が源であると考え、日本文化としてのオバケに関心を抱いていた岡本太郎。人間の身分に構わずいたずらをしかけ笑い飛ばすオバケ。これを日本人の誇り得るものの一つであると、岡本は述べています。
岡本の作品には人間の内にある真の姿として、オバケのようなキャラクターがたびたび現れます。岡本の冷静かつ無邪気な目線から表現された世界では、ほとんど妖怪に近い姿をなした生き物が駆け回り、生を哄笑します。
本展ではオバケ同様に既存の体制に抗いながらも、愛嬌ある作品を生み出し続けた、岡本が作り出した鮮やかなオバケ王国をご覧ください。
*岡本太郎「《オバケ》このアンチ人間 下司・チンピラ幽霊は消え失せろ」『サンデー毎日』1965年8月29日
主な作品
※クリックすると大きな画像がご覧になれます。みどころ
●岡本太郎のオバケに関する考えを紹介
1950年代後半からオバケについて興味を持ち、調べ始めた岡本太郎は、独自の視点でいくつかの記事を書いています。「現代生活に失なわれているものは、何よりもイマジネーションだ。」と語る岡本が集めたオバケについての資料、過去に語った怖い話やオバケに関する言葉を作品と合わせて紹介します。
●岡本太郎の人気作品を多数展示
《夜》 《森の掟》 《駄々っ子》 《ノン》などの著名な作品から、《疾走する眼》 《赤い手》 《青い手》など人気作品を多数展示します。自分自身を見返すために、自分もバケモノになろうと話す、岡本太郎の精神で制作された作品の数々をご覧いただけます。
展示構成
第1章:岡本太郎とオバケ
第2章:美術におけるオバケ
第3章:見つめるオバケ
第4章:目もあやな人間王国
会期
2024年07月12日 (金)-2024年10月06日 (日)開催概要
会期: | 2024年7月12日(金)~2024年10月6日(日) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日を除く)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火) |
観覧料: |
●7月12日(金)~7月19日(金)、9月3日(火)~10月6日(日) 常設展のみ開催 一般500(400)円、高・大学生・65歳以上300(240)円 ●7月20日(土)~9月1日(日) 企画展とのセット料金 一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円 ※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下無料 |
主催: | 川崎市岡本太郎美術館 |
同時開催 川崎市市制100周年記念「芸術は、自由の実験室―夏のアートキャンプ」展 2024年7月20日(土)~9月1日(日)