開催中の展覧会

企画展

小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ

小松美羽は1984年に長野県に生まれ、豊かな自然の中で生き物の生と死を間近に見てきた経験から、
独自の死生観を形作ってきました。
次第に、日本の神々の使いや神獣、人々の祈りといった 「見えない何か」からインスピレーションを得たモチーフを描くようになります。
「アートは魂を癒す薬である」と考える小松にとって、作品制作は祈りと共にあり、「神事」なのです。

日本人の意識の底にある力強い生命力や美を見出し、作品にぶつけ続けた岡本太郎に、 小松美羽が国境や宗教を超えた世界観で挑みます。異彩を放ち、エネルギー溢れる彼女の作品は、 私たちの魂を揺り動かし、閉塞した現代社会を生きる力を与えてくれるでしょう。

東寺(教王護国寺)奉納画特別公開!


本展では、小松美羽が東寺境内の食堂に篭って制作した《ネクストマンダラ―大調和》を特別に公開します。
真言宗最高法儀と言われる後七日御修法の際に用いられる両界曼荼羅図(元禄本)と同サイズのおよそ 縦横各4メートル二幅一対で描かれ、儀式の行われる灌頂院の空間構成を再現したものです。
この作品は、掛軸として表装後、2023年真言宗立教開宗1200年を記念して真言宗総本山「東寺」 (教王護国寺 京都市南区)に奉納されることになっています。

主な作品


<出品予定の作品>

岡本太郎  《渾沌》1962年 ブロンズ
小松美羽  《ネクストマンダラ―大調和》2022年、《NEXT MANDALA―魂の故郷》2021年
      《天地の守護獣》2015年、《宇宙吠え獅子》2016年
      《ここが私のアナザースカイ 伊勢・出雲》2021年
      《動き出すエンティティ》2016年、《バレストランドの龍の親子》2021年
      《生死》2005年、《煩悩の渦》2011年、《新・風土記》2014年
      等、絵画・立体作品 約100点


※事情により展示作品が変更される場合がございます。

みどころ


●真言宗総本山「東寺」への奉納画を奉納前に特別公開

真言宗立教開宗1200年を記念して、小松美羽が奉納画《ネクストマンダラ―大調和》を制作。
本展では掛軸として表装される前の、約4m×4mの超大作を初披露。 本作品は表装後2023年に東寺に奉納されます。

●出雲大社奉納画《新・風土記》を特別公開

2014年に小松美羽が出雲大社へ奉納した《新・風土記》を特別公開します。
通常、奉納作品は 一般公開されることはありませんが、作家たっての希望により、今回特別に借用・公開が実現します。

●小松美羽の世界観を体感

展覧会場は岡本太郎《渾沌》(1962年)を中心に据え、5つのパートで構成。
まず小松美羽の初期から中期作品。次に東寺へ奉納する現代版の両界曼荼羅図を展示し、「聖なる空間」を表現しています。
最後に、小松美羽が本展のために描いた最新作を紹介いたします。 アーティスト小松美羽の世界観に浸ることのできる展示空間です。

※企画展は写真撮影ができます。

  (動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)

展示構成


1章 線描との出会い:死、自画像、エロティシズム
2章 色彩の獲得:大いなる「目」との邂逅(かいこう)
3章 開かれた「第三の目」:存在の律動(リズム)
4章 霊性とマンダラ:「大調和」の宇宙(コスモロジー)
5章 未来形の神話たち:抽象と象徴の冒険
小松美羽小松美羽
<小松美羽 略歴>
1984年長野県生まれ。
女子美術大学短期大学部卒業。現在、同大学特別招聘教授、東京藝術大学非常勤講師。
女子美術大学短期大学部在学中に銅版画作品《四十九日》が賞賛されプロへの道を切り開く。
銅版画からスタートし、近年ではアクリル画、有田焼などに制作領域を拡大。
パフォーマンス性に秀でた力強い表現力で神獣をテーマとした作品を発表。

2014年 出雲大社へ《新・風土記》を奉納。
2015年 「チェルシー・フラワー・ショー」(ロンドン)へ有田焼の狛犬作品《天地の守護獣》を出品、受賞作が大英博物館へ収蔵されるという快挙を成し遂げる。
2016年 ワールド・トレード・センターへライブペイント作品《 The Origin of Life 》 が収蔵される。
2017・2018 年 台湾、香港、日本での個展は、観客動員数とセールス双方で新記録を樹立。
2019年 台湾企業 HTC VIVE ORIGINALS と共同制作した VR 作品《祈祷= INORI 》が第 76 回ヴェネツィア国際映画祭 VR 部門にノミネー トされた。
2020年 日本テレビ「 24 時間テレビ 43 」チャリ T シャツのデザインを担当。
2021年 THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2021 にて《 NEXT MANDALA− 魂の故郷》を発表。

会期

2022年06月25日 (土)-2022年08月28日 (日)

開催概要

展覧会名:「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」
     Miwa Komatsu Transparent Chaos:Spirituality and Mandala
会  場:川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
会  期:2022年6月25日(土)~2022年8月28日(日)
開館時間:9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日 :月曜日(7月18日を除く)、7月19日(火)、8月12日(金)
観覧料 :一般1,000(800)円、高・大学生・65 歳以上800(640)円、中学生以下無料
     ※( )内は20名以上の団体料金
主  催:川崎市岡本太郎美術館
企画協力:Whitestone Gallery、株式会社風𡈽
特別協力:真言宗総本山 東寺
協  賛:株式会社NEW ART HOLDINGS
協  力:出雲大社 長野県長和町 黒曜石体験ミュージアム
     株式会社乃村工藝社 株式会社箔一 株式会社宇佐美松鶴堂

*日時指定事前予約制*


本展の観覧(会期中の常設展も含む)には、事前予約が必要となります。
(年間パスポート、招待券、障がい者手帳をお持ちの方、中学生以下の方を含みます)


オンライン予約を行う環境が無いお客様のため、各日とも若干の当日受付枠をご用意いたしております。
ただし、ご来館時にすでに当日受付が終了している可能性もあります。また、事前予約のお客様が優先のため、
ご入館まで相当のお時間お待ちいただくことがございます。スマートフォン、またはパソコンとプリンタを
利用できる環境をお持ちの方は、事前のオンライン予約をお願いいたします。

「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」PR映像

小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ

■PR動画(77秒)


当企画展のPR動画です。
映像はこちら(Youtube)※音が鳴ります。(別ウィンドウで開く)

関連イベント


わたしの・ぼくの神獣・いきものを描こう!


※こちらのイベントは終了いたしました。
小松美羽《動き出すエンティティ》 2016年 個人蔵
小松美羽さんから自身の制作や思いについて直接お話を聞いたあと、作家がモチーフとしている神獣・狛犬などの聖なる存在やいきものをイメージして、自由に制作を行います。
現在活躍中の作家と交流できる、またとない貴重な機会です。

日 時:8月4日(木)14:00~15:30
料 金:500円
講 師:小松美羽(現代アーティスト)
場 所:創作アトリエ
定 員:15名
対 象:中学生以下
    ※小学校低学年以下のみ保護者同伴可。なお、未就学児は要保護者同伴。
     いずれの場合も、同伴者は1名まで。
    ※同伴者が企画展をご覧になる場合は別途観覧料が必要です。
申 込:電話受付(7/27(水)10:00から受付開始)、先着順 
備 考:8/21(日)まで、希望者の作品はギャラリーに展示し、後日返却します。


神獣を描こう!


※こちらのイベントは終了いたしました。
神獣を描こう!イベントポスター
小松さんが作品づくりや思いについて語る映像を見ながら、自分だけの神獣を描いてみませんか。
当日流す映像は、8/4(木)に当館で開催した、子ども向けワークショップで撮影したものです。

日 時:8月13日(土)①13:00~13:30 ②13:40~14:10 ③15:00~15:30 ④15:40~16:10
料 金:無料
会 場:ガイダンスホール
定 員:各回10名
対 象:中学生以下
申 込:当日先着順。12:45~、会場前にて整理券を配付します。
⇒神獣を描こう!イベントポスター(jpgファイル、1,935KB)


常設展

「太郎の創造展―創らなければ、世界はあまりにも退屈だ」

はっきりとした原色の色彩とエネルギッシュな筆のタッチが特徴的な絵を描く岡本太郎。
彼の作品は、どのように生み出されるのでしょうか。
1960年代から取り組み始めた“呪術性”のある抽象絵画のように、アドリブで思いのままに描いている
ようにもみえる作風の岡本ですが、じつは下書き(ドローイング)をしっかり描いてから制作しています。
本展は、岡本太郎の作品の制作過程をテーマに、人となりや芸術観、技法にふれながら、ドローイングや絵画、
立体作品などをご紹介します。

サブタイトルの「創らなければ、世界はあまりにも退屈だ」(芸術と遊び―危機の接点『原色の呪文 
現代の芸術精神』講談社)は、岡本自身による問い “どうして芸術なんかやるのか” の答えとなった言葉です。
展示を通して、作品づくりに没頭する楽しさを感じとってみましょう。

主な作品

※画像をクリックしてご覧ください。
油彩    《アドレッサン》《赤のイコン》《天空に我あり》《翔ぶ赤》《遭遇》《犬》《呼ぶ》《マラソン》
ドローイング 《天空に我あり》《マラソン》《死の灰》《若い時計台》《天に舞う》
彫刻    《若い時計台》《ひらく肖像》《未来を拓く》《平和を呼ぶ》
版画    《風神》《石と樹》《眼と眼》
その他    立体作品の石膏原型、岡本太郎が実際に使用した筆や絵の具、パレット、筆洗器 他

※会期中は、一部展示替えがあります。
※油彩《マラソン》は、6月7日からの展示を予定しております。

みどころ


●制作前に描いたドローイング(下書き)と完成作品の油彩を一緒に展示。
 本展では「書」のような抽象的表現や不思議な生き物が登場する作品を中心に出品します。
 一見、理解しづらい造形の絵画でも、ドローイングを見れば、岡本が描きたかったモチーフ
 本来の姿に気付けるかもしれません。

●岡本が実際に使用した画材の道具を公開。
 作品の制作には、筆や油絵具、パレットなどの画材や用具が必要不可欠です。
 作品と一緒に鑑賞することで、制作風景をよりリアルに想像していただけます。


●人となりや芸術観がわかる岡本の“言葉”を問答で紹介。
 岡本は、生前、雑誌や新聞で様々なジャンルのインタビューに答えていました。
 今回は、少年時代のエピソードや作品制作に込めた想いなどを、会話形式のパネルでご紹介します。

●本展覧会は、写真撮影可能です。(企画展は別途)
 (動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)
 

会期

2022年05月12日 (木)-2022年08月31日 (水)

開催概要



会期: 2022年5月12日(木)~2022年8月31日(水)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(7月18日を除く)、7月19日(火)、8月12日(金)
観覧料: ●5月12日(木)~5月15日(日) ※企画展とのセット料金
 一般700(560)円、高・大学生・65 歳以上500(400)円

●5月17日(火)~6月24日(金)、8月30日(火)・31日(水) ※常設展のみ開催
 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円

●6月25日(土)~8月28日(日) ※企画展とのセット料金
 一般1.000(800)円、高・大学生・65 歳以上800(640)円

※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下は無料


※企画展「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」6月25日(土)~8月28日(日)の会期中は、
 事前予約制となります。詳しくは当館ホームページにてお知らせいたします。


※工事長期休館のお知らせ 2022年9月1日~2023年1月31日まで工事による休館を予定しております。

「太郎の創造展―創らなければ、世界はあまりにも退屈だ」展PR映像

太郎の創造展―創らなければ、世界はあまりにも退屈だ

■PR動画(151秒)


当企画展のPR動画です。(※音が鳴ります)
映像はこちら(Youtube)(別ウィンドウで開く)

関連イベント

ガイドブック配布「ひらく・そうぞう展」


常設展会期中、ドローイング・油絵の制作方法やFRPという素材について簡単にまとめた子ども向けガイドブックを配布します。

ページを開くと、ドローイングと完成作品が見比べられたり、作品が出来上がるまでの流れを感じることができます。
ぜひ、読みながら、鑑賞してみてくださいね。

配布期間:7月23日(土)~
配布場所:常設展示室入口
 ※ガイドブックがなくなり次第、配布は終了いたします。