開催中の展覧会

企画展

「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」

第26回TARO賞

時代を創造するものは誰か!


1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。
この本には「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。
1996年、岡本太郎没、享年84歳。
その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。今年で26回目をむかえた本賞では、595点の応募があり、厳正な審査の結果、23名(組)が入選を果たしました。

入選作品は、川崎市岡本太郎美術館「第26回岡本太郎現代芸術賞」展 にて公開いたします。21世紀における芸術の新しい可能性を探る、「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品をご覧ください。



●写真撮影・SNS等への画像掲載について


本展覧会は、会場内をご自由に写真撮影することができます。SNS等への発信も可能です。
会場や作品の写真がSNS等を通じてシェアされ、来館者と作家とのコミュニケーションのきっかけになればと考えています。
※動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可

●作品紹介映像


主な作品

残念ながら本年度の岡本太郎賞・岡本敏子賞については「該当作なし」という結果になりました。
今回の授賞式では特別賞4点が選ばれました。

 ※クリックすると大きな画像で見られます。

特別賞  足立篤史《OHKA》
特別賞  澤井昌平《風景》 特別賞  関本幸治《1980年のアイドルのノーバン始球式》 特別賞  レモコ-レイコ《君の待つところへ》

会期

2023年02月18日 (土)-2023年04月16日 (日)

開催概要

開催概要
会期: 2023年2月18日(土)~2023年4月16日(日)
主催: 川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日、2月24日(金)、3月22日(水)
観覧料: 一般700(560)円、高・大学生・65歳以上500(400)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
※常設展もあわせてご覧いただけます。
同時開催: 常設展「岡本太郎とにらめっこ」(会期:2月1日(水)~4月16日(日))

入選者(50音順)

  • 足立篤史 ADACHI Atsushi
  • 池田はなえ IKEDA Hanae
  • 牛尾篤   USHIO Atsushi
  • 大洲大作  OOZU Daisaku
  • 奥野宏   OKUNO Hiroshi
  • 空箱二郎 KARABAKOJIRO
  • 川上一彦 KAWAKAMI Kazuhiko
  • 川端健太 KAWABATA Kenta
  • 澤井昌平  SAWAI Shohei
  • 柴田英昭 SHIBATA Hideaki
  • 関本幸治 SEKIMOTO Koji
  • 高田哲男 TAKATA Tetsuo
  • 千原真実 CHIHARA Mami
  • 都築崇広 TSUZUKI Takahiro
  • ながさわたかひろ NAGASAWA Takahiro
  • 西除闇    NISI Joan
  • NISHINO HARUKA
  • 平向功一 HIRAMUKAI Kouichi
  • Hexagon artist®
  • 宮本佳美 MIYAMOTO Yoshimi
  • 山田愛  YAMADA Ai
  • 山田優アントニ YAMADA Yu Anthony
  • レモコ-レイコ lemoco-layco

審査員(50音順)

  • 椹木野衣:美術批評家/多摩美術大学教授
  • 土方明司:川崎市岡本太郎美術館館長
  • 平野暁臣:空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長
  • 山下裕二:美術史家/明治学院大学教授
  • 和多利浩一:ワタリウム美術館キュレーター

関連イベント

※入選作家によるさまざまなパフォーマンスを予定しています。
 詳細が決まり次第こちらでご案内します。



お気に入りを選ぼう!

お気に入りを選ぼう!

 ※投票期間は終了しました※

第26回TARO賞入選作品の中から、ご来館の皆さまにお気に入り作品を投票していただきます。
投票の結果は、当ホームページで発表するとともに、上位の作家には記念品を進呈します。

投票期間:2023年2月18日(土)~3月19日(日)
場所: ギャラリースペース
料金: 無料(要観覧料)
結果発表:2023年3月24日(金)(予定)
※展示作品をご覧になるには、観覧料が必要です。

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☆☆☆ “お気に入りを選ぼう!” 結果発表 ☆☆☆

来館者による投票により、オーディエンス賞が決定いたしました。
ご参加くださった来館者の皆様、誠にありがとうございました。
人気投票イベントは終了しましたが、これからいらっしゃる方々も、ぜひお気に入り作品を
見つけてみてください!

1位 西 除闇《MANgaDARA》 ☆オーディエンス賞☆
2位 都築 崇広《構造用合板都市図》
3位 柴田 英昭《コラージュ川柳》

⇒入賞作品一覧はこちら

お手紙プロジェクト


作品への感想などを共有する「お手紙プロジェクト」。
ご来館の皆さまに、入選作家や作品へのメッセージを書いていただく企画です。

日程:2023年2月18日(土)~4月16日(日)
場所:ギャラリースペース


第26回TARO賞入選作家リレートーク


「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展関連イベントとして、入選作家によるリレートークを行います。
作家のトークと併せて作品を鑑賞すると、よりいっそう展覧会を楽しめます。
貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

【予定】
※場所:企画展示室
※時間:各回14:00~(1時間程度)
※途中参加・退場が可能です。
■参加作家は変更になる場合がございます。

<第1回> 3月11日(土) ※終了しました※
  奥野宏、空箱二郎、川上一彦、ながさわたかひろ
<第2回> 3月19日(日) ※終了しました※
  足立篤史、NISHINO HARUKA、高田哲男、西除闇、山田愛、大洲大作
<第3回> 4月8日(土)
  柴田英昭、関本幸治、Hexagon artist®、山田優アントニ、澤井昌平
<第4回> 4月16日(日)
  牛尾篤、都築崇広、川端健太、平向功一、千原真実、宮本佳美

常設展

「岡本太郎とにらめっこ」

岡本太郎の作品には、初期から晩年までを通して、多くの人間や生き物が登場します。
1960年代後半からは特に、作品の中に「顔」のモティーフが増えていきました。
岡本は「わが世界美術史」(1970)連載執筆のために東西の様々な地を訪れ、現地の人々の生活や文化を取材しました。
後年の著書『美の世界旅行』(1982)では、「世界の美のあらゆる層に何と様々な顔があり、また眼があるのだろう。(…)一つの顔の宇宙の中に、また無限の顔、そして目玉が光っている。言いようのない実在感をもって」と語っています。
彼にとって世界の様相は、無限な「顔」がひしめき合い、成されたものと言えるでしょう。
さらに岡本は、それを実証するかのように、身の回りの物、椅子やグラス、スピーカーにも眼、鼻、口を表し、あらゆる物に「生命」を与えました。
本展では「世界」を様々な表情に溢れたものとして捉えた岡本太郎が描いた沢山の顔たちを紹介します。

主な作品

※画像をクリックしてご覧ください。
油彩    《二つの顔》(1957)、《海辺の肖像》(1973)、《にらめっこ》(1980)、《マスク》(1985)
彫刻    《若い太陽の顔》(1969)、《千手》(1975)、《月の顔》(1981)
レリーフ  《マスク》(1970)(各種)
プロダクト 《坐ることを拒否する椅子》(1963)、《顔のスピーカー》(1971)、《夢の鳥》(1977)


章構成(予定)

I.   顔、にらめっこ!
II.  目、目、目!!
III. マスカレード(仮面舞踏会)!!!

みどころ


●《月の顔》が多摩区役所から里帰り!
多摩区役所1階エントランスに長らく設置されていた《月の顔》が、同区役所外壁改修工事のため、当館に「里帰り」し、洗浄と修復を行い展示します。

●仮面(マスク)を多数展示!
本展3章は、「マスカレード(仮面舞踏会)」をイメージして、絵画や彫刻、レリーフなど岡本太郎が制作した顔や、仮面の作品を多数展示します。

●魅力的な関連イベントを開催!
日本工業大学がVRで再現した1970年当時の《太陽の塔》を体験するイベント「蘇るVR太陽の塔 Ver.5」。子ども当事者研究ネットワーク ゆるふわ と一緒に、岡本太郎美術館で行う対話型ワークショップ「創ってみよう!わたしの“こころの街”!―こども当事者研究×岡本太郎美術館」を開催します。

●本展覧会は、写真撮影可能です。(企画展は別途)
 (動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)
 

会期

2023年02月01日 (水)-2023年04月16日 (日)

開催概要


会期: 2023年2月1日(水)~2023年4月16日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日、2月24日(金)、3月22日(水)
観覧料: ●2月1日(水)~2月17日(金) ※常設展のみ開催
 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円
●2月18日(土)~4月16日(日) ※企画展とのセット料金
 一般700(560)円、高・大学生・65 歳以上500(400)円
※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料


※企画展「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」 会期:2月18日(土)~4月16日(日)
※開催期間等、変更になる場合がございます。最新の情報は当ホームページをご確認下さい。

「岡本太郎とにらめっこ」PR映像

岡本太郎とにらめっこ

■PR動画(101秒)


当企画展のPR動画です。 (※音が鳴ります)
映像はこちら(Youtube)
(別ウィンドウで開く)

関連イベント

蘇るVR太陽の塔 ver.5


※こちらのイベントは終了しました。
日本工業大学の学生により、大阪万博当時の《太陽の塔》をVR空間によみがえらせるプロジェクトを実施しています。5年目となる今回は、バーチャルな世界で《太陽の塔》の内外を自由に歩いてめぐることができます!

日程:3月4日(土)・3月5日(日)
   ★3/4、5は、ゴーグルを装着してVR体験ができます!
   ★常設展会期中(2/1~4/16)は、常設展示室でVR映像の上映を行います。
場所:ガイダンスホール(VR体験)、常設展示室(映像上映)
協力:日本工業大学 情報メディア工学科

  ※参加方法は、決まり次第こちらのホームページでご案内します。



創ってみよう!わたしのこころの街

ワークショップ
「創ってみよう!わたしの“こころの街”!―こども当事者研究×岡本太郎美術館」


子どものこころには、他の人には伝えていない空想の世界「こころの街」があります。このイベントは、そんな「こころの街」の光景を、模造紙や紙コップ、スポンジなど、身近なモノを使って表現し、対話するワークショップです。

※こちらのイベントは、ご好評につき満席となりました。
日 程:3月12日(日)13:30~(2時間程度)
講 師:富田誠(東海大学教養学部芸術学科准教授)
向谷地宜明、江連麻紀(子ども・子育て当事者研究ネットワーク ゆるふわ)
定 員:9組
対 象:小・中学生(保護者同伴)
場 所:創作アトリエ
料 金:無料(保護者のみ要観覧料)
申 込:電話受付(2/14(火)10:00から受付開始)、先着順