※こちらのイベントは終了しました。

学芸員が展覧会のみどころや作品についてわかりやすく解説します。

日時: 5月27日(土) 14:00~
場所: 企画展示室
対象: どなたでも
料金: 観覧料のみ
※こちらのイベントは臨時の館内点検による休館のため、中止となりました。

顕神の夢展出品作家の彫刻家・三宅一樹氏と交流ができるイベントです。

第1部 作家ギャラリートーク

三宅さんに、本展に出品されているご自身の作品と「顕神の夢」というテーマについて、
展示室内でお話しいただきます。

 日時:6月3日(土)11:00-11:30
 会場:岡本太郎美術館 企画展示室
 料金:無料(要観覧料)
 申込:不要。当日開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。


第2部 ワークショップ「ベラボーな自然に挑む!」

生田緑地内を散策し、ベラボーな方法でスケッチを楽しみます。
自然のベラボーさを体感するワークショップです。
 日時:6月3日(土)13:00-16:00
 講師:三宅一樹(彫刻家)
 対象:小学校4年生以上~大人
 定員:15名
 集合場所:ガイダンスホール
 料金:800円+観覧料
 申込:電話受付(5/10(水)10:00から受付開始)、先着順
 持ち物:自由帳(クロッキー帳など)、使い慣れた筆記用具、屋外用の簡易椅子
 もしくはレジャーシート、雨具(雨天時)

画像:三宅一樹《root1(上九沢八坂神社御神欅)》(2011年)photo: Satoshi Nagare※こちらのイベントは終了しました。

顕神の夢展出品作家の画家・花沢忍氏と交流ができるイベントです。

第1部 作家ギャラリートーク

花沢忍氏に、本展に出品されているご自身の作品と「顕神の夢」というテーマについて、
展示室内でお話しいただきます。

 日時:5月21日(日)11:00-11:30
 会場:岡本太郎美術館 企画展示室
 料金:無料(要観覧料)
 申込:不要。開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。


第2部 ワークショップ「自分再発見!」

自分の好きな言葉や詩、歌を元に絵を描きます。
完成した絵をみんなで鑑賞し、それぞれの心の中を旅するワークショップです。

 日時:5月21日(日)13:00-15:30
 講師:花沢忍(画家)
 対象:小学校3年生以上~大人
 定員:10名
 集合場所:エントランス
 料金:500円+観覧料
 申込:電話受付(5/2(火)10:00から受付開始)、先着順
  ※ワークショップ当日までに、自分の好きな言葉や詩、歌を探してきてください。


(ファイルをダウンロード)花沢忍氏WS_A4ちらし(JPG形式・567KB)
学芸員が展覧会のみどころや作品についてわかりやすく解説します。

日時: 6月17日(土) 14:00~
場所: 企画展示室
対象: どなたでも
料金: 観覧料のみ
 動物とふれあうときも、対等な「生命の瞬間のぶつかりあい」という交歓を求めた岡本太郎。
そんな岡本ですが、鳥には特別な関心を寄せていたといいます。岡本は、鳥は「天から降って来た生命である、と同時にわれわれの天上への祈りを媒介するような」存在であると書き記しています。
 とりわけ、岡本が「わが究極の友」として愛したのがカラスです。高貴な存在感に加え、群棲動物でありながらもおのおのが独立したあり方を、岡本は理想的な生き方と考えていました。
1959年からの数年間、岡本はカラスの「ガア公」とともに暮らしています。1961年は、岡本が二科会を脱退したころでもあり、集団から離れ個の芸術家として歩む自分のすがたを、群れからはなれたガア公に投影していたのかもしれません。
 本展では、意外にも深い、岡本太郎と鳥の関係に着目し、タイトルに鳥を冠する作品から、くちばしや羽のようなものが描きこまれた作品、また画家としての転機でもあった、ガア公と過ごしたころの作品を展示します。
 併せて、2022年7月に開幕し、大阪・東京・愛知と巡回した「展覧会 岡本太郎」に出品された、当館所蔵の岡本太郎の代表作もご紹介します。 ※こちらのイベントはご好評につき満席となりました。

小さいお子さんとご家族のための鑑賞ツアーです。
太郎さんの作品を、お子さんと一緒にゆったりと楽しみませんか。

日時:6月14日(水) 10:30~11:30
対象:3カ月~3才までのお子さんとご家族の方
定員:8組
場所:常設展示室
料金:無料(保護者のみ要観覧料)
申込:電話受付(5/31(水)10:00から受付開始)、先着順 ※こちらのイベントはご好評につき満席となりました。

可愛いグリーンインテリア「コケ玉」をつくろう!
栽培しやすい観葉植物を使って、TAROさんにあやかって目玉をつけた
「顔」のコケ玉です。陶器の皿もおつけします。

講師 小山裕行(日比谷花壇認定講師)
対象 どなたでも(小学三年生以下は要保護者同伴)
日時 6月18日(日) ①10:30~11:30 ②14:30~15:30
定員 各回20名
場所 岡本太郎美術館 母の塔下(屋外)
料金 材料費1,600円
申込 電話受付(5/18(木)10:00から受付開始)、先着順 ※荒天中止  非合理的で直接的な経験が表現者にとってかけがえのないモチベーションとなり得ることは確かです。
それはある種の宗教的な体験に似ていますが、宗教以前のものであり、宗教のもととなる出来事とも解釈できます。
 表現者たちは、訪れたヴィジョンをたよりに、自己を超えた名状し難い「何か」を捉えるべく身を焦がす思いで制作します。
「何か」へのあこがれや思慕は、漠とした信仰心の発露ともいえます。 しかし、描けば描くほど、作れば作るほど、その「何か」は、表現者の手からすり抜け別のものとなり替わってしまいます。そのため、彼らは向こうから「何か」がやってくるのを待つしかありません。本展ではこのような心情を仮に「顕神の夢」と名付けてみました。
ときとして土俗的な印象を与える作品が出来(しゅったい)しますが、それは、近代化により捨象されず根強く残った心情の証しです。このような作品は既存の尺度では、測りえないものです。かといって、排除するわけにはいきません。現に作品は凄まじい力をもって迫ってきます。ならば、私たちは、作品にふさわしい尺度を学び、鍛えなければなりません。尺度がそぐえば作品は豊かな世界を開示してくれます。また、このような観点から、いわゆるモダニズムの文脈でのみ解釈されていた作品を読み直すことも可能です。優れた作品はすべからく不可知の領域に根ざしていると思われます。

 本展は、今までモダニズムの尺度により零れ落ち、また、十分に評価されなかった作品に光をあてます。また、すでに評価が定まった近代の作品や、批評の機会を待つ現代の作品を、新たな、いわば「霊性の尺度」でもって測りなおすことにより、それらがもつ豊かな力を再発見、再認識する試みです。

時代を創造するものは誰か!


1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。
この本には「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。
1996年、岡本太郎没、享年84歳。
その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。今年で26回目をむかえた本賞では、595点の応募があり、厳正な審査の結果、23名(組)が入選を果たしました。

入選作品は、川崎市岡本太郎美術館「第26回岡本太郎現代芸術賞」展 にて公開いたします。21世紀における芸術の新しい可能性を探る、「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品をご覧ください。



●写真撮影・SNS等への画像掲載について


本展覧会は、会場内をご自由に写真撮影することができます。SNS等への発信も可能です。
会場や作品の写真がSNS等を通じてシェアされ、来館者と作家とのコミュニケーションのきっかけになればと考えています。
※動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可

●作品紹介映像

岡本太郎の作品には、初期から晩年までを通して、多くの人間や生き物が登場します。
1960年代後半からは特に、作品の中に「顔」のモティーフが増えていきました。
岡本は「わが世界美術史」(1970)連載執筆のために東西の様々な地を訪れ、現地の人々の生活や文化を取材しました。
後年の著書『美の世界旅行』(1982)では、「世界の美のあらゆる層に何と様々な顔があり、また眼があるのだろう。(…)一つの顔の宇宙の中に、また無限の顔、そして目玉が光っている。言いようのない実在感をもって」と語っています。
彼にとって世界の様相は、無限な「顔」がひしめき合い、成されたものと言えるでしょう。
さらに岡本は、それを実証するかのように、身の回りの物、椅子やグラス、スピーカーにも眼、鼻、口を表し、あらゆる物に「生命」を与えました。
本展では「世界」を様々な表情に溢れたものとして捉えた岡本太郎が描いた沢山の顔たちを紹介します。