開催中の展覧会
常設展「岡本太郎と夜―透明な渾沌」
《夜》1947年 油彩・キャンバス
「夜―透明な渾沌」、この言葉は岡本の著書、『わが世界美術史 美の呪力』の章タイトルです。
「岡本太郎と夜」、この組み合わせは一見意外に思えるかもしれません。《太陽の塔》や、原色を多用した
鮮烈な色彩―こうしたイメージからか、ときに「太陽の人」と呼ばれた岡本ですが、岡本と夜の関係は思いのほか、深いものなのです。
「太陽の輝くとき、だが絢爛なる陽をあおいで、ふり向くと、広大な夜がひろがる。」と言うように、岡本が太陽を見つめるとき、その眼差しは夜にもまた向けられていたのでした。
代表作のひとつでもある《夜》をはじめとし、1948年に結成した芸術団体「夜の会」も、岡本を語るうえで欠かせないでしょう。さらに岡本の描いたさまざまな「夜」を、著作における言葉を引用しながら展示します。
本展では、「夜」というキーワードによって岡本作品を読み解くことで、その新たな一面をご紹介します。
そして、岡本が「透明な渾沌」と称した夜の世界観を体感していただければ幸いです。
「岡本太郎と夜」、この組み合わせは一見意外に思えるかもしれません。《太陽の塔》や、原色を多用した
鮮烈な色彩―こうしたイメージからか、ときに「太陽の人」と呼ばれた岡本ですが、岡本と夜の関係は思いのほか、深いものなのです。
「太陽の輝くとき、だが絢爛なる陽をあおいで、ふり向くと、広大な夜がひろがる。」と言うように、岡本が太陽を見つめるとき、その眼差しは夜にもまた向けられていたのでした。
代表作のひとつでもある《夜》をはじめとし、1948年に結成した芸術団体「夜の会」も、岡本を語るうえで欠かせないでしょう。さらに岡本の描いたさまざまな「夜」を、著作における言葉を引用しながら展示します。
本展では、「夜」というキーワードによって岡本作品を読み解くことで、その新たな一面をご紹介します。
そして、岡本が「透明な渾沌」と称した夜の世界観を体感していただければ幸いです。
みどころ
《若い時計台》1966年
●暗闇で光る岡本作品が集結。
「夜」をテーマにした本展。常設展示室の最初の部屋では、色とりどりに美しく光る作品たちが来館者の皆さまを出迎え、夜の世界へといざないます。
●夜にまつわる岡本の「言葉」とともに作品を紹介。
岡本は書籍等で「夜」について数多く言及しています。魅力的な言葉と一緒にご紹介することで、よりいっそう作品への理解を深めていただけます。
●※本展は、一部、写真撮影できるコーナーがございます。
(動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)
「夜」をテーマにした本展。常設展示室の最初の部屋では、色とりどりに美しく光る作品たちが来館者の皆さまを出迎え、夜の世界へといざないます。
●夜にまつわる岡本の「言葉」とともに作品を紹介。
岡本は書籍等で「夜」について数多く言及しています。魅力的な言葉と一緒にご紹介することで、よりいっそう作品への理解を深めていただけます。
●※本展は、一部、写真撮影できるコーナーがございます。
(動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)
主な作品
会期: | 2022年1月20日(木)~2022年5月8日(日) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日(3月21日、5月2日を除く)、2月24日(木)、3月15日(火)、3月22日(火) |
観覧料: | ●1月20日(木)~2月18日(金) ※常設展のみ開催 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円 ●2月19日(土)~5月8日(日) ※企画展とのセット料金 一般700(560)円、高・大学生・65 歳以上500(400)円 ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下は無料 |
「岡本太郎と夜―透明な渾沌」PR映像
ワンポイントトーク
当館学芸員が常設展の展示解説を行います。
日 時:4月16日(土)、4月30日(土) 14:00~
場 所:常設展示室
料 金:観覧料のみ