過去の展覧会
「太郎さんの心の中を楽しもう!」
「悲しいとき、嬉しいとき、苦しいときも、私は身のまわりに猛烈に色を塗りこめる。」
岡本太郎『岡本太郎の眼』(朝日新聞社、1966年)
岡本太郎の作品からは、じつにさまざまな感情があふれだしています。
絵画にとどまらず、壁画や彫刻、家具や日用品といったプロダクトデザインに至るまで、
まるで太郎さんの感情そのものが創作の源泉になっているようです。作品の前に立つと、
不思議な表情に笑ってしまったり、びっくりさせられたり、激しい色彩に気持ちを揺さぶられたり、
見ているこちら側もいろんな感情を呼び起こされてきませんか?
本展では、ユーモラスな表情が来館者からも人気の《坐ることを拒否する椅子》約20点を一堂に展示いたします。
また展示の一部は、あえて作品名を付けていませんので、タイトルに縛られず、
ぜひイマジネーションを膨らませてみてください。
小さな子どものように、にこにこ笑いながら作品とにらめっこをしたり、眉間にしわを寄せながら
恐る恐る作品に立ち向かったり……。「見ることは、創ること」という太郎さんの言葉どおり、
作品を通して岡本太郎の心の中を感じ、見る側の心が動く瞬間も楽しんでいただけたら幸いです。
会期
2021年07月08日 (木)-2021年10月11日 (月)開催概要
会期: | 2021年7月8日(木)~2021年10月11日(月) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日(8月9日、9月20日、10月11日を除く)、8月10日(火)、9月21日(火)、24日(金) |
観覧料: | ●7月8日(木)~7月16日(金) ※常設展のみ開催 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円 ●7月17日(土)~10月11日(月) ※企画展とのセット料金 ※( )内は20名以上の団体料金 |
みどころ

《坐ることを拒否する椅子》1963年
作品を深くみるための問題や、作品と合わせて知ってもらいたい太郎さんの言葉も
一緒にご覧いただきます。
●《坐ることを拒否する椅子》約20点を一堂に展示。
保存状態により、もう座ることのできなくなってしまった《坐ることを拒否する椅子》
もお目見え。まだ出会っていなかった椅子に出会えるかも!
●写真撮影可能!
(動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)