開催中の展覧会

「岡本太郎の食」

「生きものが生きものを食べるのは、まさに生命の交歓である。」

人間の三大欲求の一つである「食」。
岡本太郎にとっての「食」は、自身の中の原始的な感動をよびさますものであり、
生活と芸術は一体であるという岡本の理念を実現させる糸口の一つでもありました。
岡本がデザインしたインダストリアル作品の中にはティーポットやグラスなどの食器、
ワインクーラー付きのテーブルなど「食」の場を意識したものが数多く残されています。
また、ダイナミックな書が躍る大皿や顔のある茶器などの一風変わった陶芸作品も手掛けました。
本展では岡本太郎にまつわる「食」をテーマに、メキシコのホテルの食堂のために依頼された壁画
《豊饒の神話》の原画を中心に、油彩、陶器、インダストリアルなどの作品を展示します。

人生、芸術、そして食べることもまた闘いだと考えていた岡本の作品を
「食」という視点から読みとく試みです。

みどころ


  • ●岡本太郎にまつわる「食」をテーマに、壁画の原画、油彩、陶器、インダストリアルデザインなど、 幅広いジャンルにわたり紹介。
  • ●岡本太郎が開催した食の集い「実験茶会」や、岡本が愛した料理など写真や資料で紹介。
  • ●写真撮影可能!(フラッシュ、三脚の使用は不可)

主な作品

油彩  《豊饒の神話》《歓喜》《二人》《まひるの顔》《クリマ》など
彫刻  《喜び》《祭り》《犬の植木鉢》《動物》など
陶磁  《味》《山川》《夢》《花》《耳助》《無邪気》《しっぽ》など
インダストリアル  《顔のグラス》《夢の鳥》《人間ボトル》《座ることを拒否する椅子》など
その他  「実験茶会」写真パネル、版画、岡本太郎が撮影したメキシコの写真など



会期

2021年04月15日 (木)-2021年07月04日 (日)

開催概要

会期: 2021年4月15日(木)~2021年7月4日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(5月3日を除く)、5月6日(木)、7日(金)
観覧料: ●4月15日(木)~4月23日(金) ※常設展のみ開催
 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円

●4月24日(土)~7月4日(日) ※企画展とのセット料金
 一般900(720)円、高・大学生・65 歳以上700(560)円

※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下は無料

「岡本太郎の食」展 PR映像

岡本太郎の食

■PR動画(45秒)


当常設展のPR動画です。(無音)
映像はこちら(Youtube)(別ウィンドウで開く)

関連イベント

ワンポイントトーク


当館学芸員が常設展の展示解説を行います。
日 時:6月13日(日)、6月27日(日) 14:00~
場 所:常設展示室
料 金:観覧料のみ

ワンポイントトーク

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