過去の展覧会
「挑む 岡本太郎」
戦後、旧態依然とした日本の画壇や社会に対峙し、自らの力で新しい芸術の創造に挑んだ岡本太郎。
画家として出発した岡本は、絵画という狭い枠組みを超えて壁画や彫刻、家具や日用品に至るまで
様々なジャンルに挑戦し、数多くの作品を制作。巨大なモニュメント制作にも挑み、
《太陽の塔》を代表作とするパブリックアートを日本各地に設置しました。
岡本太郎はまた、雑誌や著作、テレビやラジオなど、様々なメディアを通じて幅広い分野にわたり
旺盛な言論活動を行ったことでも知られています。
岡本の発する力強いメッセージは、美術界だけでなく広く一般の人々に影響を与えました。
岡本の強靭な思想は、 少年期に岡本一平、かの子という芸術一家のなかで育ち、
両親と対等に議論を交わすことで培われ、青年期のパリで時代の先端をゆく芸術家や思想家たちと交流し、
ともに活動するなかで身につけたものです。
生涯をかけて時代に挑み、ジャンルを超えて多彩な作品を生み出し、メッセージを発信し続けた岡本太郎。
本展では、挑み続けた岡本太郎の足跡を、多彩な作品と岡本の言葉とともに紹介します。
岡本太郎の作品や言葉の数々は、現在のコロナ禍で閉塞した社会を生きる私たちをも勇気づけ、
時代を乗り越えて生きる力を与えてくれるでしょう。本展によって、これからの時代を私たちは
どのように生きていくべきかを考えるきっかけとなれば幸いです。
会期
2021年04月24日 (土)-2021年07月04日 (日)開催概要
会期: | 2021年4月24日(土)~2021年7月4日(日) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日(5月3日を除く)、5月6日(木)、5月7日(金) |
観覧料: | 一般900(720)円、高・大学生・65 歳以上700(560)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※常設展示とセットの料金となっております。 |
主催: | 川崎市岡本太郎美術館 |
みどころ
- ●挑み続けた岡本太郎の人生と作品を、時代ごとに7つの章で紹介
- ●幼少・少年期の岡本太郎について、父・岡本一平と母・岡本かの子の作品と資料とともに紹介
- ●ジャンルを超えて多彩な作品と岡本太郎の言葉とともに紹介
- ※本展覧会は一部作品を除き写真撮影が可能です。(フラッシュ、三脚の使用は不可)
豪華な出品作品の数々を写真におさめ、SNSでシェアしましょう。
展示構成
1.プロローグ 少年太郎が挑む
2.青春時代 パリに挑む
3.四番目主義 戦争に挑む
4.戦後 日本の美術界に挑む
5.日本探究 孤独な戦いに挑む
6.大衆のなかへ 社会に挑む
7.エピローグ 挑み続ける人生