過去の展覧会
常設展「生誕110周年 ベラボーな岡本太郎」
岡本太郎の代表作の一つとして知られる《太陽の塔》は、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館として作られました。大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」のもと、会場には近未来的なパビリオンが配置され、世界各国の新技術や文化が集結。一方で、万博のテーマ館プロデューサーに就任した太郎は、このテーマに疑問を呈し「ベラボーなものを作る」と宣言します。そしてモダニズムとは正反対の、太古の昔からそこに生えていたような“ベラボーな”塔を打ち立てるのです。
《太陽の塔》のみならず、太郎の生み出した作品と活動の幅そのものもまさに“ベラボーな”ものでした。太郎は画家として出発しますが、絵画や彫刻のみならず、日用品や家具、建築に至るまで、ひとつの枠にとどまらない制作活動を行います。また作品制作のかたわら、積極的にテレビやCMなどのメディアにも出演し、言葉を発信し続けました。太郎の生み出した作品は、街中のパブリックアートや、日用品のデザイン、作品をモチーフにしたグッズなどを通して、今もなお私たちの身近に存在し続けています。
本展では、岡本太郎生誕110周年に際し、《太陽の塔》をはじめとする太郎の“ベラボーな”作品とその軌跡をご紹介します。
会期
2021年10月15日 (金)-2022年01月16日 (日)開催概要
会期: | 2021年10月15日(金)~2022年1月16日(日) |
開館時間: | 9:30-17:00(入館16:30まで) |
休館日: | 月曜日(1月10日を除く)、11月4日(木)、11月24日(水)、12月29日(木)~1月3日(月)、1月11日(火) |
観覧料: | ●10月15日(金)~10月22日(金) ※常設展のみ開催 一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円 ●10月23日(土)~1月16日(日) ※企画展とのセット料金 ※( )内は20名以上の団体料金 |
主催: | 川崎市岡本太郎美術館 |
同時開催: | 企画展「戦後デザイン運動の原点―デザインコミッティーの人々とその軌跡」 |
※開催期間等は変更になる場合がございます。最新の情報は、当館ホームページにてお知らせいたします。 |
みどころ


大阪万博当時の写真や資料から《太陽の塔》を紹介するほか、《太陽の塔》から派生して作られたグッズも展示し、作品にとどまらず、様々なアイテムとして親しまれる“ベラボー”な《太陽の塔》をご紹介します。
●生誕110周年を祝し、《明日の神話》《傷ましき腕》などの油彩作品や、彫刻作品、日用品や家具まで、岡本太郎の幅広いジャンルの作品を展示!
展示を通して岡本太郎の“ベラボーな”活動の軌跡をお楽しみください。
《明日の神話》部分1968年 油彩・キャンバス
《傷ましき腕》1936年(再制作1949年) 油彩・キャンバス
●本展覧会は写真撮影OK!(動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可)
出品作品の中からお気に入りを見つけて、SNSでシェアしましょう。
主な作品
「生誕110周年 ベラボーな岡本太郎」PR映像
■PR動画(98秒)
当企画展のPR動画です。(無音)
映像はこちら(Youtube)
関連イベント
蘇るVR太陽の塔 ver.4
常設展「生誕110周年 ベラボーな岡本太郎」関連イベントとして、日本工業大学の学生による、大阪万博当時の《太陽の塔》をVR空間によみがえらせるプロジェクトを実施しています。
常設展示室内で上映しているVR映像の一部をゴーグル装着で鑑賞して、よりリアルなVR体験ができます!
日時:11月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)
各日11:00~16:30 ※13日のみ13:00~16:30
場所:ガイダンスホール
※常設展示室では映像を上映しています。
協力:日本工業大学
料金:無料
※使用する機器の規定上、利用対象年齢を13歳以上とさせて頂きます。
<<注意事項>>
感染拡大防止対策として、以下のご協力をお願いいたします。
・展示室内の密集を防止するため、当日は整理券を配布いたします。
体験は整理券順にご案内いたしますので、予めご了承ください。
・VRゴーグル等接触する機器はご利用ごとにアルコールによる消毒をしております。
お客様におかれましても体験前の手指のアルコール消毒、マスクの着用など
感染防止対策にご協力をお願いいたします。
・状況により、VRゴーグルの使用をとりやめ、映像上映のみ実施する場合があります。
事前に当ホームページをご確認ください。
ワンポイントトーク
当館学芸員が常設展の展示解説を行います。
日 時:12月4日(土)、2022年1月8日(土) 14:00~
場 所:常設展示室
料 金:観覧料のみ