今後の展覧会

企画展

川崎市市制100周年記念展 芸術は、自由の実験室─夏のアートキャンプ(2024/7/20~9/1)

 岡本太郎は、芸術は見るだけではなく全ての人の作るものであり、自由な衝動のまま「勝手気ままに描ける」子どもたちだけでなく、「精神の皮が硬くなって」しまい、自分自身の「自由感」を忘れてしまった大人にも有効な、「自由の実験室」なのだと言っています。
 今夏は、人のすがたの表現や身ぶりを大胆に使った、岡本太郎現代芸術賞出身となる4人の作家による展示とワークショップをお楽しみください。まるで舞踊のようにのびやかに、大きく身体を使って弧を描くドローイングを重ねていく國久真有。絵筆に、思いつくかぎりの様々な身体的負荷をかけた装置「グングニル」を使って、制作を楽しむ園部惠永子。材木だけでなく、漫画雑誌『ジャンプ』や日々の暮らしの日用品からも仏を彫り出す仏師、西除闇。麻を重ねた成型と素材を生かした彩色、乾漆技法を用いて、人の佇まいや歴史、物語の輪郭を思わせる表現をダイナミックに見せる村上力。
 自在な発想と本気の遊びから生み出される彼らの作品とともに、会場での公開制作やアーティストトーク、多彩なワークショップなどを通し、子どもだけでなく大人も夏のキャンプのように身体を使って、自由に芸術を楽しむ夏休みになれば幸いです。

会期

2024年07月20日 (土)-2024年09月01日 (日)

開催概要

会期: 2024年7月20日(土)~2024年9月1日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日(8月12日を除く)
観覧料: 一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主催: 川崎市岡本太郎美術館

出品作家

  • 國久真有
  • 園部惠永子
  • 西除闇
  • 村上力

常設展