2023年企画展

TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて

 既存の美術の枠組みを超えて幅広い分野で活動し、常に社会と関わり力強いメッセージを発信し続けた岡本太郎。岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)は、岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく創設されました。これまで26回を数えるTARO賞からは、国内外で活躍する作家を数多く輩出しています。当館では、本賞の受賞作家による選抜展を「TARO賞の作家」というシリーズで開催してきました。

 シリーズの第3回となる本展では、「境界」をテーマに内海聖史、大西康明、若木くるみの3名の作品を展示します。色彩豊かな絵画作品を制作する内海聖史。内海は、絵画は画面だけで完結するものではなく、空間の中にさまざまに配置することで、観る者の動きや感覚に働きかけるものとして、絵画のあり方を問いかけます。「あること」と「ないこと」の関係性を、一貫したテーマとして作品を制作する大西康明。私たちの日常の中に確かに在りながら、捉えられない事象を作品によって顕在化します。大学で木版画を学んだ後、自身が作品の一部となるパフォーマンス作品でTARO賞に参加した若木くるみ。森や波などの自然や日用品など、私たちの身の回りにある多様な素材を使い、版画の可能性を探ります。

 この数年、私たちを取り巻く世界のさまざまな「境界」が、かつてないほど揺らぎ、分断され、強く意識されるようになりました。3名の作家が紡ぐさまざまな「境界」は、私たちが自己の存在や自分を取り囲む世界について再考し、新たな視点を得るための手がかりとなるでしょう。

主な作品

内海聖史

大西康明

若木くるみ

※画像をクリックしてご覧ください。

展示構成

・内海聖史 絵画作品 9点
・大西康明 インスタレーション作品 1点
・若木くるみ 版画作品 約30点

みどころ


●国内外で活躍するTARO賞出身の3名の作家が、「境界」をテーマに出品。各作家が作品の持ち味を生かした展示構成を行います。
●絵画の見せ方にこだわる内海聖史が、展示室の空間を大胆に使い、大型作品や仕掛けを凝らした展示を行います。
 「絵画を見る」とは何かを来館者に問いかけます。
●大西康明は本展で大規模なインスタレーション作品に挑みます。岡本太郎作品とのコラボレーションも必見です。
●パフォーマンス作品で評価されてきた若木くるみが、原点にもどり「版画」の可能性に挑みます。  日用品や自然など、身の回りにある様々な素材を用いたユーモアあふれる「版画」をお楽しみいただけます。

会期

2023年10月14日 (土)-2024年01月14日 (日)

開催概要


会  期: 2023年10月14日(土)~2024年1月14日(日)
開館時間: 9:30~17:00(入館16:30まで)
 休館日: 月曜日(1月8日を除く)、11月24日(金)、12月29日(金)~1月3日(水)、1月9日(火)
 観覧料: 一般1,000(800)円、高・大学生・65 歳以上800(640)円、中学生以下は無料
 ※( )内は20名以上の団体料金
主  催: 川崎市岡本太郎美術館
同時開催: 常設展「岡本太郎とスポーツ」 会期:10月5日(木)~2024年1月14日(日)

「TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて」PR映像

TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて

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映像はこちら(Youtube)
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「TARO賞の作家Ⅲ 境界を越えて」 作家リレートーク

作家リレートーク
11月2日に、会場内で出品作家によるリレートークを開催しました。
映像はこちら(Youtube)(別ウィンドウで開く)

関連イベント


●出品作家3名によるリレートーク

※こちらのイベントは終了しました。

日時:11月2日(木) 15:00~
会場:企画展示室
料金:無料(要観覧料)
申込:不要。開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。


●若木くるみワークショップ「刷りとれ!生田緑地の凸凹探索」

※こちらのイベントは終了しました。

出品作家の若木くるみさんと一緒に生田緑地の道を刷りとるワークショップです。
手を動かしながら、普段はよく見ないものを観察し、発見を他の人と共有しましょう。

日時:11月3日(金・祝) 14:00~16:00
講師:若木くるみ
対象:どなたでも(小学2年生以下は保護者同伴)
定員:12名(同伴2名まで)
場所:創作アトリエ、屋外(母の塔)
料金:300円+観覧料*中学生以下観覧料無料
申込:電話受付(10/28(土)10:00から受付開始)、先着順


●内海聖司ワークショップ「そこにあるわけではない」

※こちらのイベントは終了しました。

出品作家の内海さんとともに作品を制作し、展示をします。
展示室で見ている「絵画」の構造を理解し、絵画を作る、絵画を見る、見せる、とはどういうことかを考えましょう。

日時:11月19日(日)14:00~16:00
講師:内海聖史
対象:小学校1年生以上(小学生2年生以下は保護者同伴)
定員:15名(同伴1名まで、同伴者もなるべくご参加ください)
場所:創作アトリエ、企画展示室
料金:300円+観覧料(中学生以下は観覧料無料)
申込:電話受付(11/14(火)10:00から受付開始)、先着順


●担当学芸員によるギャラリートーク

※こちらのイベントは終了しました。

日時:12月9日(土)14:00~
会場:企画展示室
料金:無料(要観覧料)
申込:不要。開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。

「凱旋!岡本太郎」

《森の掟》1950年
 「凱旋! 岡本太郎」展を開催いたします。
2022年から23年にかけて全国3都市、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきた当館の岡本太郎コレクション。
展覧会にあわせた関連番組も話題となり、あらためて、子どもから大人まで幅広い世代から関心を集めるなかで、ご当地川崎への「凱旋」展覧会となります。

 岡本太郎は、漫画家・岡本一平と小説家・岡本かの子を両親に生まれ、絵を志したパリ留学で、現地の抽象芸術グループで前衛芸術家や思想家と交流を深めます。美術のみならず、パリ大学で哲学や民族学を学んだこともその後の岡本の思想の軸を形づくるものでした。意に反した戦争への従軍を経て、敗戦後の日本で制作活動を再開しますが、画家としての枠をはるかに超えて、壁画やモニュメントの制作をはじめ、さまざまな芸術運動への参加、デザインや建築への関わり、日本各地への取材と撮影、多くの著作とメディア出演といった八面六臂の活動で、ひろく多面的な足跡を残しました。中でも岡本太郎の代名詞というべき「太陽の塔」は、1970年の大阪万博のテーマ館という役割に留まらず、日本の高度成長期の時代の象徴であると同時に、今なお時を越えて親しまれるアイコンでもあります。

 本展ではあらためて岡本太郎の魅力を、常設と企画の両方の展示スペースをもちいて、全館でたっぷりお披露目いたします。人気の代表作はもちろんのこと、家具やグッズ等のインダストリアルデザイン、制作過程を裏打ちするドローイング、岡本の民族学的視点が際立つ写真など、これまで未公開だった資料も含めて展示いたします。また夏休みにあわせて、子ども向けワークシートの配布や展示室でのスケッチも楽しんでいただけます。
 ぜひ岡本太郎の面白さと奥深さをご体感ください。

主な作品

※クリックして全体画像をご覧頂けます。

みどころ


●人気の代表作《森の掟》や《重工業》をはじめ、絵画、彫刻、インダストリアルデザイン、ドローイングや写真まで、当館の岡本太郎コレクションを常設・企画の両展示室を使って幅広くご紹介します。

●これまで未公開だった岡本太郎の写真関係資料から、撮影当時に制作された紙焼き(ヴィンテージプリント)を初公開します。1950年代に岡本が数多く撮影取材した日本の庭園に関する資料の一部を、初めてお披露目いたします。

●夏休みにあわせて、子ども向けのワークシート「ミることは創ること」を配布します。また展示室内でもスケッチができるコーナーを設け、鑑賞するだけでなく描くことで岡本太郎を体感する展示となります。

●夏休み期間の8月31日まで、美術館1階無料スペースにて、展示イベント「超凱旋!タローマン」(主催:NHK横浜放送局、川崎市)が併催されます。TAROMANに登場する当館の作品はすべて展示予定ですので、展覧会とあわせてお楽しみください。当館ガイダンスホールにて関連上映も予定しています。


展示構成


1.パリ時代
2.戦後の前衛として
3.画壇のアヴァンギャルド
4.日本再発見──伝統と創造
5.今日の芸術──建築・デザインとの協同
6.明日の神話と太陽の塔
7.眼の宇宙
8.見ることから描くことへ
 

会期

2023年07月08日 (土)-2023年10月01日 (日)

開催概要


会  期: 2023年7月8日(土)~10月1日(日)
開館時間: 9:30~17:00(入館16:30まで)
 休館日: 月曜日(7月17日、9月18日を除く)、7月18日(火)、9月19日(火)
 観覧料: 一般800(640)円、高・大学生・65 歳以上600(480)円、中学生以下は無料
  ※( )内は20名以上の団体料金
主  催: 川崎市岡本太郎美術館
協  賛: 株式会社堀内カラー

同時開催 展示イベント「超凱旋!タローマン」 会期:7月8日(土)~8月31日(木)

タローマン

「凱旋!岡本太郎」PR映像

凱旋!岡本太郎

■PR動画(183秒)


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映像はこちら(Youtube)
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関連イベント


“夏休みの宿題手伝います”ツアー


"夏休みの宿題手伝います"ツアー
美術館見学が夏休みの課題となっている中学生の皆さん、
一緒に館内を回りながら作品をみて、太郎さんの思いや考えにふれてみませんか。

日 時:7月25日(火)、8月3日(木)、18日(金)各日10:00~11:00
対 象:中学生
場 所:展示室
料 金:無料
申 込:不要(当日10:00までに美術館エントランスにお越しください。)


生きカエル 情熱のアートうちわ


"生きカエル情熱のアートうちわ
紙や布をコラージュして、オリジナルのうちわを作ります。
好きな太郎さんの作品画像やキャラクターも入れて、楽しく制作してみましょう。

日 時:7月29日(土)①10:00~12:00 ②13:30~15:30
講 師:かえるかわる子(第 24 回 TARO 賞入選作家)
対 象:①小学生以上(低学年は保護者同伴)②18 歳以上
定 員:各回15名
場 所:ガイダンスホール
料 金:500 円(別途要観覧料)
申 込:電話受付(7/14(金)10:00 から受付開始)、先着順


美術館裏探検


"美術館裏探検
普段見ることの出来ないバックヤードの一部を公開する子ども限定のイベント。
収蔵庫や大型エレベーターなどを作品の気持ちになって、美術館の裏側を探検してみましょう。

日 時:8月6日(日) ①11:00~11:40 ②13:30~14:10
対 象:小・中学生
定 員:各回10名
場 所:バックヤード
料 金:無料
申 込:電話受付(7/21(金)10:00から受付開始)、先着順


太郎彫刻を描こう~見ることから描くことへ~


太郎彫刻を描こう!
展示室の太郎彫刻を素描していただけます。
描くことでさらなる太郎彫刻の魅力に迫ってみましょう!

日 時:8月20日(日) ➀10:00~11:30 ②13:30~15:00
対 象:①大人 ②小学生以上
定 員:各回10名
場 所:ガイダンスホール、展示室
料 金:300円(別途要観覧料)
申 込:電話受付(8/4(金)10:00から受付開始)、先着順


編む!編む!編む!《ひもの椅子》


編む!編む!編む!《ひもの椅子》
太郎さんのデザインした《ひもの椅子》は、どんな色合わせ・模様・
座り心地にするかは、編む人しだい。みんなで《ひもの椅子》を編みましょう!

日 時:9月17日(日) 13:30~16:00
講 師:藤本りか(第 21 回 TARO 賞入選作家)
対 象:小学5年生以上
定 員:4組(1組4名まで)*小学生のみのグループは要保護者同伴
場 所:ガイダンスホール、展示室
料 金:無料(高校生以上は要観覧料)
申 込:電話受付(9/1(金)10:00から受付開始)、先着順


第12回キッズTARO作品募集&展示 テーマ“森のオキテ”


第11回キッズTARO賞
美術館では岡本太郎作品と共に子どもたちの絵画作品を飾る「キッズTARO展」を今年も開催します。テーマは「森のオキテ」。皆さんの不思議な“森”の世界をお待ちしています。

募集期間:8月1日(火)~8月27日(日)  *消印有効
展示期間:9月2日(土)~10月1日(日)※応募数によって会期を分けることがあります。
募集資格:中学生以下
展示場所:ギャラリースペース(無料スペース)
作品サイズ:四つ切サイズ(38cm×54cm・縦横自由)以内

 ⇒応募の方法など詳細はこちら。



「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」

中園孔二《無題》2014年 個人蔵
 非合理的で直接的な経験が表現者にとってかけがえのないモチベーションとなり得ることは確かです。
それはある種の宗教的な体験に似ていますが、宗教以前のものであり、宗教のもととなる出来事とも解釈できます。
 表現者たちは、訪れたヴィジョンをたよりに、自己を超えた名状し難い「何か」を捉えるべく身を焦がす思いで制作します。
「何か」へのあこがれや思慕は、漠とした信仰心の発露ともいえます。 しかし、描けば描くほど、作れば作るほど、その「何か」は、表現者の手からすり抜け別のものとなり替わってしまいます。そのため、彼らは向こうから「何か」がやってくるのを待つしかありません。本展ではこのような心情を仮に「顕神の夢」と名付けてみました。
ときとして土俗的な印象を与える作品が出来(しゅったい)しますが、それは、近代化により捨象されず根強く残った心情の証しです。このような作品は既存の尺度では、測りえないものです。かといって、排除するわけにはいきません。現に作品は凄まじい力をもって迫ってきます。ならば、私たちは、作品にふさわしい尺度を学び、鍛えなければなりません。尺度がそぐえば作品は豊かな世界を開示してくれます。また、このような観点から、いわゆるモダニズムの文脈でのみ解釈されていた作品を読み直すことも可能です。優れた作品はすべからく不可知の領域に根ざしていると思われます。

 本展は、今までモダニズムの尺度により零れ落ち、また、十分に評価されなかった作品に光をあてます。また、すでに評価が定まった近代の作品や、批評の機会を待つ現代の作品を、新たな、いわば「霊性の尺度」でもって測りなおすことにより、それらがもつ豊かな力を再発見、再認識する試みです。

主な作品

※クリックして全体画像をご覧頂けます。


1.村山槐多《裸婦》(1915-16年) 町立久万美術館蔵
2.関根正二《少年》(1917年) 個人蔵
3.髙島野十郎《蠟燭》(戦後期) 久留米市美術館蔵
4.岡本太郎《渾沌》(1962年) 川崎市岡本太郎美術館蔵
5.O JUN《XMAZ》(2013年) 作家蔵 撮影:宮島径 ©O JUN Courtesy of Mizuma Art Gallery
6.中園孔二《無題》(2014年) 個人蔵 ©Koji Nakazono, Nakazono Family Courtesy of Tomio Koyama Gallery

みどころ


●日本近代の名品から現代美術まで幅広く展示

江戸時代の円空の作品から新進気鋭の若手作家まで、幅広い年代の約50名の表現者の作品が一堂に会します。日本近代の名作と現代美術が時代を超えて同じ会場に展示されるのは、「人間を超越した『何か』を感知し表現すること」をテーマとする本展ならではの特徴です。

●「人間を超越した『何か』」との関係性を軸とした展示

展覧会場は全5章構成で、「人間を超越した『何か』」と表現者との関係性を軸に展開していきます。第1章では、『何か』に憑りつかれて、つまり神懸りによって生まれた作品を展示します。第2章では、常人では感じえない『何か』を幻視する作家を紹介します。第3章で展示されるのは、夢に現れるイメージのように、『何か』からの刺激によって網膜を介さずに現れる光を留めた作品です。第4章では『何か』の姿を模った作品を、第5章では別次元の視点によって『何か』をこの世界にもたらす作品を紹介します。

●日本美術史を編み直す新たな視点

本展は、西洋的な美術史観とは別角度から、美術を捉えなおそうとする試みでもあります。モダニズムに通底する一神教的な価値観とは異なる、多様な『何か』によってもたらされた「霊性の尺度」によって新旧の作品を読み直していくことを目指します。

※本展では写真・動画撮影不可となります。


展示構成


  1.見神者たち
  2.幻視の画家たち
  3.内向的光を求めて
  4.神・仏・魔を描く
  5.越境者たち

出品作家(生没年順)

  円空、出口なお、出口王仁三郎、藤井達吉、萬鉄五郎、秦テルヲ、髙島野十郎、牧島如鳩、古賀春江、河野通勢、村山槐多、宮沢賢治、
  橋本平八、岡本天明、長安右衛門、関根正二、岡本太郎、高橋忠彌、三輪田俊助、金井南龍、佐藤溪、横尾龍彦、草間彌生、平野杏子、
  若林奮、八島正明、横尾忠則、芥川麟太郎、馬場まり子、藤山ハン、石野守一、齋藤隆、真島直子、内田あぐり、黒川弘毅、舟越直木、
  宮川隆、OJUN、藤白 尊、赤木仁、上田葉介、三輪洸旗、黒須信雄、橋本 倫、佐々木誠、石塚雅子、三宅一樹、吉原航平、庄司朝美、
  中園孔二、花沢忍    ※生年順、生年が同じ場合は没年順、生年が同じ、かつ存命中は五十音順

会期

2023年04月29日 (土)-2023年06月25日 (日)

開催概要

会  期: 2023年4月29日(土・祝)~2023年6年25日(日)
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休 館 日: 月曜日(5月1日を除く)、5月9日(火)
観 覧 料: 一般1,000(800)円、高・大学生・65歳以上800(640)円、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
主  催: 川崎市岡本太郎美術館、顕神の夢展実行委員会
助  成: 一般財団法人地域創造
監  修: 鎌田東二(京都大学名誉教授)
同時開催: 「岡本太郎と太陽の鳥」会期4月20日(木)~7月2日(日)

※会期中展示替えがあります。(前期:4月29日~5月28日 後期:5月30日~6月25日)

「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」PR映像

顕神の夢

■PR動画(40秒)


当企画展のPR動画です。
映像はこちら(Youtube)(別ウィンドウで開く)

■「顕神の夢」展出品作家 リレートーク(全12回)


企画展「顕神の夢」開幕前日の4月28日に、会場内で出品作家によるリレートークを開催しました。
映像はこちら(Youtube)

関連イベント

●「顕神の夢」展開幕記念鼎談

展覧会監修者と本展提案者2名が「顕神の夢」について熱く語り合います。

※このイベントは終了しました

日 時:4月29日(土・祝) 14:00~
登壇者:鎌田東二(京都大学名誉教授、展覧会監修者)
    江尻潔 (足利市立美術館次長)
    土方明司(川崎市岡本太郎美術館館長)
会 場:岡本太郎美術館 ガイダンスホール
定 員:40名程度(当日先着順)
料 金:無料(要観覧料)

●表現者に出会う1日 ―画家・花沢忍編―

顕神の夢展出品作家の画家・花沢忍氏と交流ができるイベントです。
※こちらのイベントは終了しました。

第1部 作家ギャラリートーク

花沢忍氏に、本展に出品されているご自身の作品と「顕神の夢」というテーマについて、
展示室内でお話しいただきます。

 日時:5月21日(日)11:00-11:30
 会場:岡本太郎美術館 企画展示室
 料金:無料(要観覧料)
 申込:不要。開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。


第2部 ワークショップ「自分再発見!」

自分の好きな言葉や詩、歌を元に絵を描きます。
完成した絵をみんなで鑑賞し、それぞれの心の中を旅するワークショップです。

 日時:5月21日(日)13:00-15:30
 講師:花沢忍(画家)
 対象:小学校3年生以上~大人
 定員:10名
 集合場所:エントランス
 料金:500円+観覧料
 申込:電話受付(5/2(火)10:00から受付開始)、先着順
  ※ワークショップ当日までに、自分の好きな言葉や詩、歌を探してきてください。

(ファイルをダウンロード)表現者に出会う1日―画家花沢忍編―ちらし(JPG形式・567KB)

●表現者に出会う1日 ―彫刻家・三宅一樹編―

顕神の夢展出品作家の彫刻家・三宅一樹氏と交流ができるイベントです。

第1部 作家ギャラリートーク

 ※こちらのイベントは当初開催予定が荒天により中止となり、
 三宅氏には6月17日(土)14:00~の担当学芸員によるギャラリートークにゲストとして
 参加いただきます。


第2部 ワークショップ「ベラボーな自然に挑む!」

 ※こちらのイベントは6/3開催予定でしたが、荒天により中止となりましたため
 日時を変更して参加者を再募集いたします。


生田緑地内を散策し、ベラボーな方法でスケッチを楽しみます。
自然のベラボーさを体感するワークショップです。
 日時(再募集):6月17日(土)10:00-12:30
 講師:三宅一樹(彫刻家)
 対象:小学校4年生以上~大人
 定員:15名
 集合場所:ガイダンスホール
 料金:800円+観覧料
 申込:電話受付(6/10(水)10:00から受付開始)、先着順
 持ち物:自由帳(クロッキー帳など)、使い慣れた筆記用具、屋外用の簡易椅子
 もしくはレジャーシート、雨具(雨天時)

画像:三宅一樹《root1(上九沢八坂神社御神欅)》(2011年)photo: Satoshi Nagare

(ファイルをダウンロード)表現者に出会う1日―彫刻家三宅一樹編―ちらし(JPG形式・353KB)

●担当学芸員によるギャラリートーク


学芸員が展覧会のみどころや作品についてわかりやすく解説します。

日時:5月27日(土)、6月17日(土)両日とも14:00~
会場:岡本太郎美術館 企画展示室
料金:無料(要観覧料)
申込:不要。開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。

※6月17日(土)の回には、ゲストとして三宅一樹氏(顕神の夢展出品作家) にご参加いただきます。


「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」

第26回TARO賞

時代を創造するものは誰か!


1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。
この本には「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。
1996年、岡本太郎没、享年84歳。
その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。今年で26回目をむかえた本賞では、595点の応募があり、厳正な審査の結果、23名(組)が入選を果たしました。

入選作品は、川崎市岡本太郎美術館「第26回岡本太郎現代芸術賞」展 にて公開いたします。21世紀における芸術の新しい可能性を探る、「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品をご覧ください。



●写真撮影・SNS等への画像掲載について


本展覧会は、会場内をご自由に写真撮影することができます。SNS等への発信も可能です。
会場や作品の写真がSNS等を通じてシェアされ、来館者と作家とのコミュニケーションのきっかけになればと考えています。
※動画撮影、フラッシュ撮影、三脚・自撮り棒・ジンバル等の器材の使用は不可

●作品紹介映像


主な作品

残念ながら本年度の岡本太郎賞・岡本敏子賞については「該当作なし」という結果になりました。
今回の授賞式では特別賞4点が選ばれました。

 ※クリックすると大きな画像で見られます。

特別賞  足立篤史《OHKA》
特別賞  澤井昌平《風景》 特別賞  関本幸治《1980年のアイドルのノーバン始球式》 特別賞  レモコ-レイコ《君の待つところへ》

会期

2023年02月18日 (土)-2023年04月16日 (日)

開催概要

開催概要
会期: 2023年2月18日(土)~2023年4月16日(日)
主催: 川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
開館時間: 9:30-17:00(入館16:30まで)
休館日: 月曜日、2月24日(金)、3月22日(水)
観覧料: 一般700(560)円、高・大学生・65歳以上500(400)円、中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
※常設展もあわせてご覧いただけます。
同時開催: 常設展「岡本太郎とにらめっこ」(会期:2月1日(水)~4月16日(日))

入選者(50音順)

  • 足立篤史 ADACHI Atsushi
  • 池田はなえ IKEDA Hanae
  • 牛尾篤   USHIO Atsushi
  • 大洲大作  OOZU Daisaku
  • 奥野宏   OKUNO Hiroshi
  • 空箱二郎 KARABAKOJIRO
  • 川上一彦 KAWAKAMI Kazuhiko
  • 川端健太 KAWABATA Kenta
  • 澤井昌平  SAWAI Shohei
  • 柴田英昭 SHIBATA Hideaki
  • 関本幸治 SEKIMOTO Koji
  • 高田哲男 TAKATA Tetsuo
  • 千原真実 CHIHARA Mami
  • 都築崇広 TSUZUKI Takahiro
  • ながさわたかひろ NAGASAWA Takahiro
  • 西除闇    NISI Joan
  • NISHINO HARUKA
  • 平向功一 HIRAMUKAI Kouichi
  • Hexagon artist®
  • 宮本佳美 MIYAMOTO Yoshimi
  • 山田愛  YAMADA Ai
  • 山田優アントニ YAMADA Yu Anthony
  • レモコ-レイコ lemoco-layco

審査員(50音順)

  • 椹木野衣:美術批評家/多摩美術大学教授
  • 土方明司:川崎市岡本太郎美術館館長
  • 平野暁臣:空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長
  • 山下裕二:美術史家/明治学院大学教授
  • 和多利浩一:ワタリウム美術館キュレーター

関連イベント

※入選作家によるさまざまなパフォーマンスを予定しています。
 詳細が決まり次第こちらでご案内します。



お気に入りを選ぼう!

お気に入りを選ぼう!

 ※投票期間は終了しました※

第26回TARO賞入選作品の中から、ご来館の皆さまにお気に入り作品を投票していただきます。
投票の結果は、当ホームページで発表するとともに、上位の作家には記念品を進呈します。

投票期間:2023年2月18日(土)~3月19日(日)
場所: ギャラリースペース
料金: 無料(要観覧料)
結果発表:2023年3月24日(金)(予定)
※展示作品をご覧になるには、観覧料が必要です。

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☆☆☆ “お気に入りを選ぼう!” 結果発表 ☆☆☆

来館者による投票により、オーディエンス賞が決定いたしました。
ご参加くださった来館者の皆様、誠にありがとうございました。
人気投票イベントは終了しましたが、これからいらっしゃる方々も、ぜひお気に入り作品を
見つけてみてください!

1位 西 除闇《MANgaDARA》 ☆オーディエンス賞☆
2位 都築 崇広《構造用合板都市図》
3位 柴田 英昭《コラージュ川柳》

⇒入賞作品一覧はこちら

お手紙プロジェクト


作品への感想などを共有する「お手紙プロジェクト」。
ご来館の皆さまに、入選作家や作品へのメッセージを書いていただく企画です。

日程:2023年2月18日(土)~4月16日(日)
場所:ギャラリースペース


第26回TARO賞入選作家リレートーク


「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展関連イベントとして、入選作家によるリレートークを行います。
作家のトークと併せて作品を鑑賞すると、よりいっそう展覧会を楽しめます。
貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

【予定】
※場所:企画展示室
※時間:各回14:00~(1時間程度)
※途中参加・退場が可能です。
■参加作家は変更になる場合がございます。

<第1回> 3月11日(土) ※終了しました※
  奥野宏、空箱二郎、川上一彦、ながさわたかひろ
<第2回> 3月19日(日) ※終了しました※
  足立篤史、NISHINO HARUKA、高田哲男、西除闇、山田愛、大洲大作
<第3回> 4月8日(土) ※終了しました※
  柴田英昭、関本幸治、Hexagon artist®、山田優アントニ、澤井昌平
<第4回> 4月16日(日) ※終了しました※
  牛尾篤、都築崇広、川端健太、平向功一、千原真実、宮本佳美