2006年展覧会
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第9回岡本太郎現代芸術賞 展
会期 2006年2月24日~3月26日
時代に先駆けて、たえず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎。岡本の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立された岡本太郎記念現代芸術大賞は、第9回目を迎える今回は518点の応募があり、創造性あふれる21名(団体)の作家が入選をはたした。
CHIKAKU/四次元との対話―岡本太郎からはじまる日本の現代美術 展
会期 2006年4月8日~6月25日
1952(昭和27)年、岡本太郎が博物館の中で縄文土器を「発見」した。それまで考古学の資料にすぎなかった縄文土器を日本の始原的な美術であると提言した。縄文土器の持つ原初的な造形感覚と、岡本太郎が「四次元」とよんだ呪術的感覚を出発点に、日本の70年代以降の美術作品の中でそれらの知覚がどのように受け継がれてきたか、岡本太郎を含め15名のアーティストたちの作品で展観した。本展示は独立行政法人国際交流基金により2005年6月からオーストリア(クンストハウスグラーツ)において、同年10月からスペイン(ビーゴ現代美術館)において開催されたEU市民交流年事業「日本の知覚」展をもとに、日本における帰国展として開催した。
ウルトラマン伝説 the Legend of Ultraman 展
会期 2006年7月11日~9月24日
岡本太郎美術館では、芸術が社会との関わりの中で創造されるものであるという岡本太郎の芸術理念を継承し、「芸術と社会」をテーマとする展覧会を開催してきた。 本展では、1966年に誕生したテレビ番組『ウルトラマン』を取り上げた。当時は、宇宙開発時代を迎え、世界中が宇宙という未知の空間に夢を馳せた時代、ブラウン管に毎週登場する怪獣とウルトラマンの活躍は子ども達を魅了し、新たな怪獣ブームを誕生させた。本展では、伝説的なヒーローとなった初代『ウルトラマン』の番組に託されたメッセージ、魅力を探った。
岡本太郎の絵画 衝動から実現まで 展
会期 2006年10月7日~2007年1月8日
岡本太郎の絵画は、原色の色彩と勢いのある筆づかいが特徴的である。その天衣無縫な造形は、あたかも即興で描いたかのような印象さえ与えるが、実際には、まずイメージがあり、それを紙に鉛筆や墨を用いてデッサンとして描きとめ、小型のキャンバスに油彩を用いたエスキースを経て作品へと結実される、オーソドックスな手順がとられることが普通であった。 本展では、岡本太郎の絵画を、デッサン、エスキース、そして写真・映像と併せて展示することで、「生命のしるしを、自分に確かめる」ように描き続けた、その形成過程を紹介した。