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小沢剛*中山ダイスケ クロスカウンター
会期 2001年2月27日~4月8日
本展では、岡本太郎記念現代芸術大賞でともに準大賞を受賞し、岡本太郎の精神を引き継ぐかのように活躍している小沢剛(第2回)と中山ダイスケ(第1回)の2人を取り上げた。小沢の作品は既成の美術や社会制度といった枠組みを、独特のユーモアで揺さぶりながら、正規な文脈に疑問符を投げかける。一方の中山は、「人と人との関係」や「武器と人との関係」を鋭い造形感覚で具現化した作品によって、因習的な意匠を脱がし、本来の意味を露呈させる。2人の作家が互いにクロスカウンターを打ち合うように対峙した展示空間によって、鑑賞者に日常性の裏に潜む何かに気づいてもらえることを期待した。
「小沢剛*中山ダイスケ クロスカウンター」併催企画展
第4回岡本太郎記念現代芸術大賞 展
会期 2001年2月27日~4月8日
日本発見 岡本太郎と戦後写真
会期 2001年4月28日~7月22日
岡本太郎はパリで学んだ文化人類学的視点をもとに、日本文化を根底から問い直すため、戦後日本さらには韓国やメキシコなどの環太平洋文化圏にいたる各地を訪ね、多くの写真を残した。それらの写真及び思想を紹介するとともに、各々の独自の観点から日本を問い直した7人の作家たち(土門拳、濱谷浩、東松照明、内藤正敏、土田ヒロミ、藤原新也、都築響一)を紹介した。
岡本太郎と縄文
会期 2001年8月11日~10月8日
多面的な顔を持つ芸術家、岡本太郎。彼はまた、「縄文の美」の発見者でもあった。縄文への関心が高まる今、古代縄文人が驚異の造形力で土に託した美の呪力と、その美の世界を出土品約30点で紹介するとともに、その美の発見者である岡本太郎が魅せられて到達した岡本芸術の真髄を、油彩・立体・写真など約70 点の作品を通じて紹介した。
マジマチャンネル 食欲連鎖
会期 2001年10月20日~2002年1月14日
現代の食をテーマに、食を題材に制作を続ける間島領一を取り上げた。「現代人にとってテレビはおかずだ」という間島の主張に基づいて、「マジマチャンネル」という食だけを扱うTV局を立ち上げる設定。会場には料理番組を行うスタジオに見立てたコーナーや、来場者が主役になって食を語るコーナーを設けるとともに、ゲストを迎えての料理番組、対談番組を会期中に収録し、その様子をインターネットで配信。岡本太郎とのコラボレーションも今回の見所の一つ。展示空間では岡本太郎デザインの家具がスタジオセットとして用いられ、岡本が「食べる」ことについて語った言葉も随所に提示された。間島の作品と岡本の言葉は互いに対応し、対峙しながら、見る人の食をめぐる意識に働きかけた。