2005年展覧会
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第8回岡本太郎現代芸術賞 展
会期 2005年2月27日~4月10日
時代に先駆けて、たえず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎。岡本の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立された岡本太郎記念現代芸術大賞は、今年で第8回目を迎えた。 本年は533点の応募があり、創造性あふれる22名の作家が入選をはたした。
北に澄む 村上善男展
会期 2005年4月23日~7月3日
岩手県盛岡市に生まれた村上は、岡本太郎の『今日の芸術』によって目覚める。二科展会場での衝撃的な出会いに始まった岡本との交流から、民族への関心、画家と風土というテーマを見出す。社会的テーマを皮切りに彼の制作はその後、「北」への関心へと移り、近年は古文書や花火などを画面に貼りつけ、青森弘前をステージに活動を展開している。本展では、岩手、宮城そして青森と、それぞれの「地」を自らの「血」に変え多彩な活動を行いながら、今なお精力的な制作活動を続けている村上善男のこれまでの仕事を回顧すると同時に、現況を探り、美術家と磁場について考察した。
岡本太郎・誇らかなメッセージ
《明日の神話》完成への道展
会期 2005年7月16日~9月25日
岡本太郎は1967年にメキシコの企業家から依頼され、メキシコオリンピックのために建設中の高層ホテルに縦5,5㍍、横30㍍の壁画《明日の神話》を描いた。この作品は、芸術と社会との関わりを追求した岡本太郎が反核、反戦をテーマとして描いた最大の絵画作品である。彼はこの作品を通し一人の芸術家として現代社会にメッセージを発した。それは、原爆の悲劇に対し、それを乗り越えて生きる人間の逞しい生のエネルギーを誇らかに歌い上げたものであり、現代人に対する生き方への道標でもある。
北大路魯山人と岡本家の人びと展
会期 2005年10月8日(土)~2006年1月9日(月)
北大路魯山人(1883-1959)は、岡本太郎(1911-1996)の祖父で書家の可亭(1857-1919)に弟子入りし、1905年から2年間、岡本家に住み込み、書家としての修行をした。以後、三世代にわたる岡本家の人びとと親しく交流している。本展では魯山人・太郎の業績を可亭・一平・かの子との交流を通して紹介し、多面体・岡本太郎の新たな一面を紹介した。